開けたらびっくり! 味噌の上のほうに付いている「白い粒」の正体とは?
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- 出典
- マルコメ
味噌のふたを開けると、『白いもの』が発生しているのに気付いたことはありませんか。
正体が分からず、「食べられるものなのか」と不安に感じる人も多いでしょう。
そこで本記事では、家庭用・業務用味噌などの製造販売を行っているマルコメの公式サイトから、味噌の上に発生する白いものの正体を解説します。
味噌の上に白いものが…!食べて大丈夫?
味噌の上に『白いもの』ができる原因は主に3つ考えられるそう。どのパターンに当てはまるかを見極めて対処することが大切です。
1.チロシン
味噌の上にある白いものが無臭の白い粒であれば、『チロシン』の可能性があります。
チロシンはアミノ酸の一種。味噌が熟成する過程で大豆のたんぱく質が分解されることで発生します。
チロシンは水に溶けにくく、結晶として味噌の中に現れ、紙シートの上下に見られることがありますが、品質には問題ありません。
なお味噌以外にも、タケノコの水煮でも見かけることがあります。
2.産膜酵母
異臭がする白い粒が見られる場合は、酵母の一種が原因の可能性があります。
見た目が悪いだけではなく風味が落ちてしまうため、白い粒がある部分を取り除いた上で使ってください。
3.パーチメント紙
味噌の上にのっている『パーチメント紙』が原因で白い部分が見えることもあります。
味噌に触れていない部分の紙が白くなる現象で、紙の特性によるものです。
この場合、味噌の品質にはまったく問題がないので、安心して使用できます。
味噌の傷みを判断する方法は?
※写真はイメージ
味噌は発酵食品であるため腐りにくいとはいえ、加工された味噌や賞味期限がすぎた味噌は風味が変わり、おいしく食べられない場合があります。傷んでいないかをしっかりと見極めましょう。
黒っぽい液体が出ている
味噌にカビが生えていると、黒っぽい液体が出ることがあります。そのような見た目になっている場合は、食べずに処分してください。
ツンとしたニオイがする
シンナーやアルコール、納豆のような、鼻がツンとするニオイを感じた場合は、腐っている可能性があります。腐った味噌を食べないよう、使用前にニオイを確認する習慣を付けるといいでしょう。
渋みや酸味がある
いつもの味とは異なり、渋みや酸味が強い場合も食べるのは避けましょう。
味噌に白いものが付いていると、「腐っているのでは」「カビが生えたのでは」と心配なるかもしれません。しかし必ずしも『食べてはいけないもの』とは限りません。
見た目・ニオイ・味がいつもと違わないかをしっかり確認し、おいしく安全に味噌を料理に使ってくださいね。
[文・構成/grape編集部]