広島訪問 オバマ大統領「自分で折った」折り鶴を贈る
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- 出典
- 産経ニュース
2016年5月27日、広島を訪問したオバマ大統領。17分にもおよぶスピーチは大きな注目を集めました。
短い行程のなかで、もうひとつ印象的なエピソードがありました。
広島市の平和記念公園にある原爆資料館を訪れたオバマ大統領は、4つの「折り鶴」を持参していました。折り鶴は、青やピンク色の花柄の和紙で折られたもの。2羽を出迎えた地元の小中学生2人に手渡し、残りの2羽は資料館の芳名録のそばに置いたということです。
安倍首相が「自分で折ったものなのか」と尋ねると、オバマ大統領は「少し手伝ってもらったが、自分で折った」と答えています。
折り鶴に込められた思い
「原爆の子の像」のモデルである佐々木禎子さんは、2歳のときに広島に投下された原爆によって被爆。12歳でその短い生涯を閉じました。
被爆するも元気に成長し、運動が得意だった禎子さん。ですが被爆から10年経ち、突然体の不調を訴え、白血病であることが判明します。入院中、もう一度元気に走りたいとの思いで千羽鶴を折り続けていました。
しかし折り鶴の数が千羽を超えても願いはかなわないまま、禎子さんは亡くなってしまいました。
オバマ大統領は、原爆資料館に寄贈され展示されていた禎子さんの折り鶴を、関心をもって見ていたそうです。
禎子さんの兄、雅弘さんはオバマ大統領の訪問について「率直にうれしいです。被爆者に歩み寄られ、声をかけられ、そしてハグをされた。大統領自らが決断されておいでになって、なかなかあそこまでと思っていましたので、とても感動しましたし、ありがたいと思いました」と語っています。
12歳の禎子さんの折り鶴への思いが、2016年になってオバマ大統領の手によって折られた4羽の鶴とつながっていきました。
オバマ大統領の折り鶴の展示は検討中
オバマ大統領の折り鶴を受け取った原爆資料館は、その折り鶴の展示の公開については検討中とのことです。平和を願う気持ちの象徴として、「実際に目で見たい」という声も多く上がっています。