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疎遠になった友人との再会…気まずさを和らげる心構えと人間関係を整える大切さ

By - 吉元 由美  公開:  更新:

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女性の写真

吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

いつか笑って会える日のために

どんなに仲が良くても、ちょっとしたきっかけでその関係に亀裂が入ることがあります。

偶然にでも顔を合わせたくないと、親しければ親しいほどその亀裂は深くなるものです。

「ちょっとしたきっかけ」は、本当に些細なこともあり、また価値観の大きな違いが相手を受け付けなくなることも。

どちらにしても何かが心の中にぺたりとくっついたようで、拭おうにも拭えない。

そんな感覚を覚えることがあります。

二人の女性の写真

私にもそんな友人が二人います。

もしどこかで偶然に会ったら、どんな態度を取ったらいいのかわからない……そんな感じです。

もう10年、20年経つので尚更です。

でも一人の人と、数年前偶然に再会することになったのです。

ある会で一緒になることを知ったとき、正直、混乱しました。

お互いに距離を取っていた20年という年月は、やはり重いのです。

「こういうシナリオになっていたんだ」

そんな思いが、心に浮かびました。

話しかける女性の写真

自分ではどうすることもできない流れというのがあります。

意図せず起こってしまうこと。

私はそれを「与えられたシナリオ」と捉えます。

そこにシナリオがあるのなら、どう超えていったらいいのか。

それを天に試されているような気がするのです。

だから自然に、何もなかったように自然に話しかける。

試されていることを、心の片隅で意識しながら。

笑顔で、懐かしそうに。相手も気まずさを感じているでしょうから、そこに亀裂も壁も距離もなかったかのように、自然に。

女性の写真

傷つけることも、傷つくこともある。

受け入れ難いこと、受け入れてもらえないこともある。

裏切ること、裏切られることも。

すべて許し合える、乗り越えられないかもしれない。

もう会わなくてもいい、無理に修復しない方がいい関係もある。

でもずいぶんと大人になって思うのは、気まずい人間関係を整えることの大切さです。

和解をしていく、というのでしょうか。

実際に相手と和解できなくても、心の中で乗り越えていく。

いつか笑って会える日のために、こだわりや負の気持ちを手放していく。

すると最後には、愛しかない自分になっているのかもしれません。

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吉元 由美
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※記事中の写真はすべてイメージ


[文・構成/吉元由美]

吉元由美

作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
吉元由美オフィシャルサイト
吉元由美Facebookページ
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