麻生氏、高齢者に「いつまで生きるつもりだ」発言の真意は切り取られていた
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
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2016年6月17日 自民党支部大会の講演中、麻生太郎財務大臣に失言があったことが報道されました。
その内容は、「90歳にもなって『老後が心配』と言っている人がテレビに出ていた。『いつまで生きているつもりだ』と思いながら見ていた」というもの。
この発言は「高齢者への配慮に欠ける発言だ」だとして「麻生氏、失言」と言う見出しをもって各種メディアから伝えられています。
しかし、麻生氏の言葉の真意は高齢者を軽視したものではなかったようなのです。
麻生氏の発言の全容
「いつまで生きているつもりだ」という言葉のみが強く取り上げられ、麻生氏がどういう意図で発言を行ったのか、明確にされていない報道記事が見られました。
麻生氏はこの講演で、国内の個人消費の伸び悩みについて触れています。日本の個人金融資産は1700兆円を超えており、その資産が消費に回らないのは大きな問題。
そこで、金融資産を持っている人々に対し「このお金を何に使うのかだけは考えておいてもらいたい」「何に使うんです、このお金。さらにためますか?」と問いかけました。
お金は、ないときは貯めるのが目的。しかし、お金があったら使わなければ意味がない。だから、何に使うか決めてもらいたい。
こういった発言の流れで、「90歳になって老後が心配と言っている人は、では何歳であれば老後なのか。」といった意味合いで「いつまで生きているつもりだ」という言葉になったのです。
ブラックジョークは麻生氏の持ちネタ
麻生氏は今回の場に限らず、ブラックジョークで講演を沸かせることが多々あります。
麻生氏自身も75歳。高齢者に対し、経済を回すことを訴えたうえで、自分も「後期高齢者だ」と語るのが持ちネタなのです。
今回の講演でも、麻生氏の発言で会場内に笑いが巻き起こっていたと言われています。
マスコミによる印象操作か
今回の報道は、高齢者への侮蔑ともとらえられる言葉尻だけを強調した、マスコミの印象操作ではないかとの見方もされています。
麻生氏を叩く、という意図がなかったにせよ、衝撃的な見出しで注目を集めることは常套手段です。ただ、そのやり方が適切であったのか? と疑問を抱く人も多くいます。
もちろん、政治家である麻生氏の言葉の選び方が適切であったか否かは、また別の議論になるでしょう。
今回の麻生氏の発言に対しては、「失言ではなく、正論だ」ととらえる人が多かった印象です。
日本の消費が活気づき、景気が上向くことは日本国民全体にとってプラスになります。もちろん、少額の年金で苦しい暮らしをしている高齢者が多いことも事実。
せめて、持っている人は多いに使い、日本を明るくしてほしいと願うばかりです。