2秒の壁を突破したF1のピットストップ よく分からないのにスゴさだけは伝わる!【動画】
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日本でもほぼ毎年、鈴鹿サーキットで開催されているF1グランプリ。モータースポーツの最高峰として知られ、日本人ドライバーや日本の自動車メーカーの参戦が話題になることもあります。
そんなF1でピットストップのタイムを1秒台にまで短縮したチームが現れ、大きな注目を集めています。
●ピットストップ
レース中に、ピットと呼ばれる整備施設に進入した車体のタイヤ交換や給油、マシン調整などを行うこと。ピットストップのタイムとは、ピットに進入してきた車が停車した瞬間から、作業が終了し、動き出すまでのタイムのことを言う。また、F1では2010年以降、ピットストップ時の給油は禁止されている。
記録を更新したのはウィリアムズ・マルティーニ・レーシング(以下、ウィリアムズ)。ヨーロッパGPで、ピットストップに要した時間が1.92秒と、自身が持っていた記録を更新しました。
ピットクルーのパフォーマンスをたたえる「DHL ファステスト・ピットストップ・アワード」を受賞することに。同賞のスポンサーでもあるDHLのYouTubeチャンネルでは、記録達成の瞬間を記録した動画が公開されています。
10人以上のピットクルーが連動し、一糸乱れぬ連携でタイヤを交換、素早くスタートできる状態へと車を戻します。正直、素人が見ても何をしているのかは分かりません(笑)。
ちなみに、約2秒でできることを考えてみると、深呼吸すら2秒では息を吐き切ることすらできません。朝の「おはようございます」という挨拶がちょうど2秒ぐらい。
ところがF1の最高速は時速300km以上なので、この速度で走っていると仮定すると、2秒間あれば約150mも進めるのです!ピットクルーが必死にタイムを短縮しようとする理由がよく分かります。
ギネス記録はレッドブルの2.05秒
ギネスに世界記録として認定されているタイムは2013年にレッドブルが記録した2.05秒。トップクラスのチームでも「2秒を切るのは不可能」と言われていたF1のピットストップで1秒台のタイムが出たことは、まさに快挙です。
しかも、ウィリアムズは公式のTwitterでピットクルーが8レースで8回の最速ピットを達成したとコメントしています。
今後のF1グランプリでは、ピットストップが1秒台で争われる時代に突入したと言えます。
コンマ何秒を争うF1の世界では、レース展開を左右するポイントとなり得るピットストップ。今後はレースそのものだけでなく、ピットストップに注目して観戦するのも面白いかもしれませんね!