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「使っていいと思ってた」 牛乳パックを『ケーキ型』に使うリスクにゾクッ

By - grape編集部  公開:  更新:

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牛乳パック

※写真はイメージ

家でケーキを作る時にケーキ型がなければ、「牛乳パックで代用できそう」と思ったことはありませんか。

手軽に使えて便利そうに見えますが、実はその使い方に『思わぬ落とし穴』があると、専門家が注意を呼びかけています。

牛乳パックはケーキ型に使えない

一般的に販売されているケーキ型には、金属製やシリコン製のほか、紙製のものもあります。そのため、「牛乳パックは紙だけど、丈夫だしケーキ型に使えそう」と思うのも無理はありません。

しかし、牛乳や乳製品に関する正しい情報を発信している一般社団法人日本乳業協会(以下、日本乳業協会)によると、牛乳パックはケーキ型などの『加熱用容器としては使用できない』とのこと。

牛乳パックそのものは紙ですが、その表面に『ポリエチレン』という樹脂がラミネートされているそうです。

牛乳パックは耐水性、保形性を保つために紙にポリエチレンをラミネートしています。ポリエチレンは、85~95℃でやわらかくなり、100℃を超えると溶け始めます。

日本乳業協会 ーより引用

つまり、オーブンで加熱すると中のコーティングが溶け出し、『食品に付着してしまうおそれがある』のです。

牛乳パックをケーキ型として使用するのは避けましょう。

加熱はそもそも『想定外』

ケーキ型

※写真はイメージ

そもそも牛乳は、10℃以下の冷蔵保存が基本です。常温保存ができるタイプでも、牛乳パックの高温での使用は想定されておらず、加熱に耐える設計にはなっていません。

「ちょっと焼くだけなら平気かな」と思ってしまいがちですが、実際にはパックの素材が変質し、健康へのリスクにつながる可能性もあると考えましょう。

丈夫そうに見えるからといって、すべての用途に使えるわけではありません。『自己判断で代用する』ことが、予期せぬ事故や体調不良につながる可能性もあるため、注意が必要です。

牛乳パックはリサイクルや工作など適した使い方で活用し、オーブンなど高温が関わる場面では、専用の耐熱容器を使いましょう。

手軽に見える代用アイテムにもリスクが潜んでいるかもしれません。「なんとなく」で選ばず、正しい情報を知ったうえで安全に調理してくださいね。


[文・構成/grape編集部]

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出典
日本乳業協会

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