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14年間、実験動物だったビーグル3匹 初めて自由を得た姿に、心うたれる

By - grape編集部  公開:  更新:

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出典:YouTube

賢さと快活さをあわせ持つ犬、ビーグル。人懐っこい性格の彼らは、昔から狩りの相棒や友人として、人間に愛され続けてきました。

しかし、そんなビーグルが実験動物として多くの命を失っていることを知っていますか?

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実験動物は人懐っこく、なにをされても反抗しない個体が望まれます。その条件に、人懐っこく多産な犬種のビーグルは最適と判断されていました。

健康体にも関わらず手術の練習台にされたり、わざと病気にさせられたりとひどい扱いを受けてきたビーグル。そんな彼らを救うべく、アメリカのカルフォルニア州にある動物保護団体『Bealge Freedom Project(BFP)』は活動しています。

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2015年9月30日、韓国の保健所から3匹のビーグルを保護したBFP。3匹の老犬・アルヴィン、サイモン、セオドアは、14年もの間、製薬会社で実験動物として生きてきたそうです。

度重なる無理な実験のせいで、ボロボロになっていた彼らの体。脂肪腫ができているうえ、腐った歯は10本以上抜かなければならない状況です。

BFPは3匹を檻から解放し、まずは手術を行うことにしました。そして2ヶ月後…3匹の体調が良くなると、里親探しのためにアメリカへ渡ることになりました。

アメリカに到着し、ゲージからおそるおそる外に踏み出した3匹。何年ぶりに感じる日差しや、目に映る外の風景に目を輝かせ、尻尾を振りながら草の上を歩きだしました。

14年間、ずっと狭くて暗い世界で生きてきた彼らの生涯を思うと、心から嬉しい瞬間だったことでしょう。いつか素敵な里親と出会い、これから素敵な道を歩めるよう祈るばかりです。

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BFPは、世界中にはまだまだ実験体として扱われているビーグルが存在すると言います。その数は、数万匹以上いるのだとか…。

彼らはアルビン、サイモン、セオドアと同じく、一度もおもちゃで遊んだことがありません。人に優しくされることも、陽の光の下歩くこともできないのです。

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徐々に減ってきているとはいえ、動物実験はまだ世界中で行われています。

人間のエゴでこれ以上悲しい思いをする動物が増えないよう、私たちにできることはなんなのでしょうか。

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