梅シロップにカビが!飲んでも大丈夫?見分け方から対処法まで解説
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梅シロップを作る際に、カビが生えることを心配する人もいるでしょう。
カビの対策をせずに梅シロップを作ると、せっかく作った梅シロップをすべて廃棄してしまうことにもつながりかねません。正しい知識を持って作ることで、カビを生やすことなくおいしい梅シロップを楽しめるでしょう。
本記事では、梅シロップにカビが生える原因や見分け方について解説します。カビの予防法もまとめているため、梅シロップ作りの際にお役立てください。
カビが生えた梅シロップは飲める?
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梅シロップにカビのようなものが現れた場合、まずはその正体を確認しましょう。黒ずんだ斑点や青緑色の模様が見られる時は、食中毒など体調不良を引き起こすカビの可能性があるため、廃棄が適切です。
一方で、細かな白い粉や薄い膜が浮かんでいるだけなら、酵母の作用による発酵かもしれません。酵母自体は必ずしも危険ではありませんが、品質の低下が起きていないか慎重に判断する必要があります。
異臭がしたり、味に異常があったりすれば飲まないほうがよいでしょう。
酵母による発酵の可能性が高い場合、梅を取り出し、表面の泡や膜を取り除いたシロップを加熱して煮沸します。煮沸した梅シロップは、引き続き衛生管理に気を付けながら、管理しましょう。
梅シロップに生えたカビと酵母の見分け方
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梅シロップには、カビや酵母が生えることがあります。それぞれ、見た目やにおいが異なるため、特徴を把握して見分けることが大切です。
ここからは、梅シロップに生えたカビと酵母の見分け方について解説します。
梅シロップの表面に浮く白い粉や膜
梅シロップの表面に現れる白い膜や粉は、酵母の可能性があるようです。
酵母が発生している場合、表面に薄い膜が広がり、発酵による泡が出ることがあります。泡立っていて、フルーティーなにおいがする場合は、酵母の可能性が高いでしょう。
ただし、ふわふわした綿のような状態の場合、白カビの可能性が考えられます。白カビは健康を害するリスクがあるため、飲用は控えたほうがよいでしょう。
外見やにおいだけでは区別が難しいこともあります。不安が少しでも残るなら、無理に口にするのはやめましょう。
青や黒の斑点
梅シロップの表面に青や黒の斑点が現れた場合は、カビが発生している可能性があります。ツンとした刺激臭が漂うのも特徴です。
異臭がするものを摂取すると体調不良を引き起こすリスクがあります。そのため、青や黒の斑点が現れた場合は廃棄してください。
梅シロップにカビが生えた時の対処法
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梅シロップにカビが見つかった場合、保管を中止して廃棄しましょう。カビが見えるのは表面だけでも、内部にまで菌が広がっている場合があります。
青カビや黒カビが発生すると、健康に悪影響をおよぼすリスクが高いため、飲むことは控えてください。カビの部分だけ取り除いても、飲むのは避けたほうがよいでしょう。
一方、発酵によるものであれば、酢を加えたり、砂糖を追加して糖度を高めたりすることで発酵を止められる可能性があります。
ただし、発酵とカビの見極めは難しい場合もあるため、見た目以外にもにおいに違和感がないかを確認して判断しましょう。
梅シロップにカビが生える2つの原因
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梅シロップにカビを生やさないためには、カビが生える原因を把握することが大切です。ここからは、梅シロップにカビが生える2つの原因を解説します。
1.瓶の消毒が不十分
梅シロップを作る際にカビの発生原因として挙げられるのは、瓶の消毒が不十分なことです。消毒が不十分だと菌が残り、カビが繁殖しやすくなる恐れがあります。
さらに、消毒後に容器の内側に水分が残ると、そこからカビが生じやすくなるのです。
仕込み前に消毒と乾燥を徹底することで、衛生的な状態を保ちやすくなります。
2.保管場所の環境が悪い
梅シロップにカビが生じるもう1つの原因は、保管環境が悪いことです。
気温が高い場所は、カビが活発になりやすいとされています。特に直射日光が当たる場所は、温度が上昇しやすく、カビが生える可能性も高まるでしょう。
また、湿度の高い空間でもカビは発生しやすいようです。空気中の水分が多いと、容器の内側などに湿気がたまりやすくなります。
空気に触れていることで外から湿気や雑菌が入り、カビの発生につながることもあるため、密閉できる容器を選ぶことも重要です。
梅シロップの保管環境を整え、カビが生えるリスクを軽減しましょう。
梅シロップのカビを防ぐ4つの対策
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梅シロップのカビを防ぐ対策は、おもに以下の4つです。
1つずつ解説します。
1.保存容器は煮沸消毒や食品用アルコールで清潔にする
梅シロップを作る際にカビの発生を防ぐためには、保存容器の消毒が重要です。
煮沸消毒なら、高温により雑菌の大半が死滅する可能性が高まります。食品用アルコールを利用する方法もあり、こちらは手早く処理できる点が魅力です。
ただし、消毒が不十分だと微生物が残り、カビの温床となる恐れがあります。さらに、消毒後に容器の内側に水分が残ると、そこからカビが生じやすくなるでしょう。
カビを防ぐためにも、保存する容器は、完全に乾燥させてから使用することが重要です。
2.梅は液にしっかり沈める
梅シロップを仕込む際は、梅の実を液にしっかり沈めることがカビ対策に有効とされます。液面から実が出ていると、空気に触れる部分からカビが生えやすくなる傾向があるためです。
砂糖がきちんと溶けることで梅から出るエキスの量が増え、梅が全体的につかりやすくなるでしょう。砂糖が溶けきらずに残ると、梅が浮き出て、傷みや発酵の原因になりかねません。
そのため、瓶を定期的に軽くゆすり、中身を均一に混ぜることが必要です。砂糖が溶け残らず、全体にしっかり馴染んでいれば、カビの発生をおさえやすくなります。
3.容器はしっかりと密封する
梅シロップの保存では、容器の密閉が欠かせません。空気に触れるとカビが繁殖しやすくなり、梅シロップの品質が落ちる恐れがあります。
密封すれば空気との接触を減らせるため、菌の繁殖をおさえやすくなるでしょう。保存する容器は密閉性の高いガラス瓶が適しています。
パッキン付きの蓋であれば湿気の侵入も防げるためおすすめです。保存期間中も密封状態を維持できれば、雑菌や湿気の影響を受けにくくなるでしょう。
4.温度変化の少ない涼しい場所で保管する
梅シロップを清潔に保つためには、保管場所の環境にも気を配らなければなりません。直射日光が当たる場所では容器内の温度が上昇しやすく、カビの繁殖につながる恐れがあります。
梅シロップの保管場所は、日陰で涼しく、温度変化の少ない冷暗所がおすすめです。湿度と温度の両方を安定させる意味でも、冷蔵庫で保存するとよいでしょう。低温状態が維持されれば、菌の増殖をおさえられる可能性が高まります。
適切に対策をして自家製梅シロップをカビから守ろう
本記事では、梅シロップに発生するカビと酵母の違いや、カビが生じる原因について解説しました。梅シロップは保存容器の消毒や保管場所の環境を整えることで、カビの発生をおさえやすくなります。
ただし、見た目やにおいに違和感を覚えた場合や、判断が難しい時は無理に飲まず、思い切って廃棄することも大切です。
梅シロップを作る際は、衛生管理と保管環境を意識し、カビのリスクを軽減しましょう。
[文・構成/grape編集部]