ヒスイ海岸でヒスイを見つけよう!色、重さ、形から見分けるコツを紹介
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「ヒスイ海岸でヒスイを探してみたいけれど、どれがヒスイなのか分からない」と悩んでいる人もいるでしょう。
ヒスイは見た目がそっくりな石が多いため、見分け方にはちょっとしたコツが必要です。
本記事では、特徴や種類をはじめ、ヒスイ海岸でヒスイを見分ける方法を分かりやすく解説します。初めての人でも理解しやすい内容になっているので、ぜひ参考にしてください。
ヒスイ海岸で見られる『ヒスイ』とは?
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ヒスイは古くから日本人に親しまれてきた鉱石であり、その神秘的な美しさから宝石としても高く評価されています。
ここではまず、ヒスイとはどのような鉱石なのか、その基本的な特徴について見てみましょう。
ヒスイの特徴
ヒスイと聞くと、重厚感のある緑や黄緑色を思い浮かべる人も多いかもしれません。実は、本来の色は無色透明。緑に見えるのは、含まれる鉱物の成分によって色味が変化しているためのようです。
宝石としても人気が高く、肌の油分とよく馴染む性質があり、身につけることで徐々に艶が増していくといわれています。そのため『色を育てる宝石』とも呼ばれているそう。
一方で、乾燥に弱いという一面もあります。内部の水分や油分が失われると、透明度が損なわれたり、欠けやすくなったりすることがあるようです。
日常的に身につけることで、自然と油分が補われ、ヒスイの美しさを保てるといわれています。
ヒスイが日本の国石に選ばれた理由
ヒスイは、2016年9月24日に日本鉱物科学会によって『日本の国石』として選定されました。
ヒスイが日本国内で採取できる美しい鉱物であり、文化や芸術の分野でも古くから日本人の暮らしと深く関わってきた点が評価されたのだとか。
特に新潟県糸魚川市をはじめとする産地は天然記念物として保護されており、その歴史的、文化的価値が広く認められているようです。
天然のヒスイが見つかるとされる『ヒスイ海岸』
ヒスイ海岸とは、新潟県と富山県の県境に広がる海岸一帯の呼び名で、糸魚川海水浴場や宮崎境海岸などが代表的。この地域ではヒスイが見つかることが名前の由来となっているといわれています。
一般的に、宝石や鉱石は『山で採れるもの』というイメージがありますが、ヒスイ海岸では海辺でヒスイを拾うことができるのだとか。
その理由の1つが、国の天然記念物にも指定されている新潟県糸魚川市の『小滝川ヒスイ峡(小滝川硬玉産地)』など、山間部にあるヒスイ産地の存在です。
ここで産出されたヒスイが長い年月をかけて川に運ばれ、やがて海に流れ出し、波によって海岸に打ち上げられるそう。このような自然の流れによって、海岸でヒスイが見つかると考えられています。
ヒスイ海岸でヒスイを見分ける4つのポイント
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ヒスイ海岸では多種多様な石が打ち上げられるため、ヒスイを見分けるにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
色、質感、重さ、形など、特徴を知っておくことで探し出せる確率が高まるでしょう。ここでは、実際に海岸で探す際に役立つ見分け方を紹介します。
1.白っぽく内包物が見られる
ヒスイ海岸で見つかるヒスイの多くは、白っぽい色をしているのが特徴です。
ヒスイといえば緑色のイメージが強いかもしれませんが、実際には白や灰色などの淡い色味のものも多く見られるといいます。
そのため、海岸で石を探す際には『白っぽい石はヒスイの可能性が高い』と考え、意識して集めてみるとよいでしょう。
2.表面が滑らかである
ヒスイの見分け方として、表面が滑らかであることが挙げられます。
ヒスイは触った時にすべすべした質感のため、ザラザラしている石は、別の種類である可能性が高いようです。一方、ツルツルしておりガラスのような見た目をしている場合は、人工物などの偽物かもしれません。
また、ヒスイは触った時にひんやりと冷たいのも見分けるポイント。熱伝導率が低いことから、数分握っていても冷たい状態が続くといわれています。
触感で違いが分かりやすいため、手に取って簡単に確かめられる方法の1つです。
3.重量感がある
ヒスイは密度が高く、見た目以上にずっしりと重みを感じる石だといわれています。
大きさが同じくらいのほかの石を持った時より重たく感じる場合は、ヒスイである可能性が高いといえるでしょう。見た目だけで判断が難しい時は、同じ大きさの石を用意し、実際に手に持って重さを確かめてみるのがおすすめです。
4.角ばっている
ヒスイは硬い鉱物のため、川や海で流されても削られにくく、丸くなりにくいといわれています。
そのため、ヒスイ海岸で見つかる石の中でも角ばった形のものは、ヒスイの可能性があるでしょう。丸みの少ない石に注目してみてください。
ヒスイの種類
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ヒスイといっても、その成分や性質の違いから、実は『ジェダイト』と『ネフライト』の2種類に大別されます。
ここでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ジェダイト【硬玉】
ジェダイトに含まれる主な鉱物は『ヒスイ輝石』であり、日本では『本翡翠(ほんひすい)』とも呼ばれています。先述した日本の国石とは、このジェダイトのほうを指すようです。
ジェダイトの大きな特徴は、含まれる成分によって色合いが変化する豊かなカラーバリエーションだといいます。 一般的な緑色だけでなく、黒に近いダークトーンから、オレンジ、青といった鮮やかな色味まで、さまざまな表情を見せてくれるのだとか。
また『硬玉(こうぎょく)』とも呼ばれるように、硬さの指標である『モース硬度』では6.5〜7とされています。
モース硬度は10段階で評価されるスケールのことです。ジェダイトは宝石として特別に硬いわけではありませんが、日常的にジュエリーとして使うには十分な強度を持っているといえるでしょう。
ネフライト【軟玉】
ネフライトは主に『透閃石(とうせんせき)』などの鉱物からなる石で、ジェダイトと見た目は似ているものの、異なる鉱物に分類されます。
色合いは緑系が中心で、やや落ち着いたトーンのものが多いと考えられているそうです。
モース硬度は6〜6.5程度で、ジェダイトよりもやや軟らかい性質を持つといわれています。ともにヒスイと呼ばれる石ですが、一般的にジュエリーとしての価値が高いのはジェダイトのようです。
ヒスイの特徴を押さえてヒスイ海岸で探してみよう
ヒスイはその美しさと奥深い歴史から、日本人に長く親しまれてきた鉱石。ヒスイ海岸では、運がよければ天然のヒスイを自分の手で見つけることができるかもしれません。
見分け方のポイントを押さえて探せば、闇雲に探すよりも発見できる確率を上げることができるでしょう。
なお、ヒスイ海岸ではヒスイ以外にもさまざまな石が見つかりますが、なかには採取が禁止されている岩石や、立ち入りが制限されているエリアも存在します。
トラブルを避けるためにも、『持ち帰ってよい石なのか』『入ってよい場所なのか』を事前にチェックすることが大切です。
必ず現地の案内看板や自治体の指示を確認し、ルールを守ってヒスイ探しを楽しみましょう。
[文・構成/grape編集部]