アイスバケツチャレンジのその後を知っていますか? ブーム後に訪れた驚きの結末!
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運動神経細胞が侵され、徐々に体が動かせ無くなる病気、筋萎縮性側索硬化症(以下、ALS)の研究と患者を支援する目的で行われた『アイス・バケツ・チャレンジ』
同チャレンジは、ビル・ゲイツやスティーブン・スピルバーグなど多くの有名人が参加したこともあり、2014年に社会現象となりました。しかし、すぐにブームは落ち着き、まったくと言ってよいほど話題にならなくなりました。
そのため、同チャレンジの『その後』の話はあまり知られていませんが、実は大きな成果を残していたのです。
8週間で多額の寄付が集まった
アメリカALS協会は、同チャレンジにより、1億1千5百万ドルもの寄付がたった8週間で集まったと発表しました。
おかげで150もの研究プロジェクトが継続決定
今回集まった寄付金を使い、約150の研究プロジェクトが進められています。その結果、2年間で3種類の原因遺伝子が発見されました。
未だに治療方法が確率されていないALS。今回の原因遺伝子発見は、大きな一歩と言えるのではないでしょうか。
治療薬の開発も進められている
さらには、7千7百万ドルが治療の手当てや、治療の開発に使われています。結果、2つの新薬が開発され、現在アメリカで治験が行われているとのこと!(2016年7月現在)
そして、1年間で1万5千人のALS患者が、地域のALS団体から支援を受けられるようになっています。
症状が進行すると自分で体を動かすことができなくなるALS患者さんにとって、地域の支援は必要不可欠。多額の寄付金により、治療の研究が進められるだけではなく、多くの人が支援を受けられるようになったのは喜ばしいことですよね。
日本でも成果があった!
日本でも、約3755万円の寄付金が集まったと日本ALS協会が報告(2014年11月末日)。これは、過去20年間で集まった寄付金の半分近くだそうです。
同協会は、よせられた寄付金を『治療薬や福祉機器の研究開発』と、『患者さんの生活支援』そして『介護者の育成』に使用すると発表しています。
当時は「偽善」「水をかぶる意味がわからない」と、物議をかもした同チャレンジですが、多くの人がALSについて理解を深め、多額の寄付金が集まったのは事実。そして、大きな成果を残せたのは本当に素晴らしいことです!
この成果をもっと多くの人に知ってもらうことができたら、今以上に寄付の輪も広がるのではないでしょうか。そして、いつの日か、ALSが治る病と言われる日がくることを願うばかりです。