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机についた油性ペン汚れの落とし方を解説!服についた場合や時間が経った際の対応もご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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机についた油性ペン汚れの落とし方を解説!服についた場合や時間が経った際の対応もご紹介

※写真はイメージ

お子さんの落書きや、うっかりついてしまったインク移り。

水拭きしてもまったく落ちる気配がなく、「もうこの机はダメかもしれない」と、途方に暮れた経験はありませんか。

実は、油性ペン汚れは家にあるアイテムを活用すれば落とせる可能性があります。落とし方を知っておくと、もし油性ペンの汚れが机についてもすぐに対応できるでしょう。

本記事では、机についた油性ペン汚れの落とし方や使えるアイテム、時間が経ってからの対処法などについてご紹介します。

油性ペン汚れが落ちにくいのはなぜ?

油性ペン汚れが落ちにくいのはなぜ?

※写真はイメージ

油性ペン汚れが落ちにくいのは、油性ペンに染料、有機溶剤、樹脂が含まれているためだそうです。

染料は、素材に染み込ませて色をつける着色剤であり、服や木などの素材に染み込むと落としにくいといわれています。

また染料は、有機溶剤と呼ばれる油が含まれる液体に溶かされているそうです。油は水に溶けにくいため、水洗いではインクがなかなか落ちません。

そして、樹脂は油性ペンのインクを落ちにくくするために含まれているとされる成分です。

これら3つの要素が組み合わさった結果、油性ペンのインクは染み込んだら落ちにくく、また水でも簡単には洗い流せないものといえるでしょう。

机の油性ペン汚れの落とし方

机に油性ペン汚れがついた時、家に置いてあるようなアイテムで落とせる可能性があります。

本章で紹介するアイテムが家にある人は、ぜひ試してみてください。

消しゴムを使う

消しゴムを使う

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消しゴムは、手軽に用意しやすいアイテムの1つです。消しゴムを使うと、鉛筆やシャープペンシル以外の汚れも落ちる可能性があるのだとか。

消しゴムを使って油性ペン汚れを落とす場合、紙に書いた文字を消すのと同じように、机についた油性ペンを擦って落とします。

ただし、机の素材によっては、消しゴムでも完全には消えない場合もあるでしょう。

メラミンスポンジを使う

メラミンスポンジを使う

※写真はイメージ

メラミンスポンジは、『メラミンフォーム』と呼ばれる素材からできています。

スポンジの骨格構造が硬くてきめ細かな網目構造となっているため、水に濡らして研磨することで汚れが落ちる仕組みです。

メラミンスポンジで油性ペンを落とす場合は、まずメラミンスポンジを濡らし、油性ペンで汚れた部分を擦ります。

なお、メラミンスポンジはしっかりと水に濡らす必要があるため、水が垂れない程度に絞って使用することがポイントです。

水分が足りない状態でメラミンスポンジを使うと、キシキシと音が鳴ります。音が鳴っている時は、もう少しメラミンスポンジに水を加えてから擦ってみてください。

除光液を使う

除光液を使う

※写真はイメージ

除光液は、マニキュアを落とすために使われますが、机などについた油性ペン汚れを落とすのにも使えるそうです。

綿棒やコットンを除光液で湿らせ、油性ペン汚れがついた部分を拭き取りましょう。

ただし、木製の机を除光液で拭くと塗装が剥げてしまう可能性があります。除光液を使用する前に、机の目立たない部分で使用しても問題ないか試したほうがよいでしょう。

アルコールを使う

アルコールを使う

※写真はイメージ

消しゴムやメラミンスポンジを使っても油性ペンの汚れを落とせなかった場合は、エタノールなどのアルコールを使う方法を試してみてください。

落とし方は簡単で、コットンや綿棒などにアルコールを染み込ませ、汚れている部分を拭くだけです。

アルコールが油性ペンの成分を溶かすことで、汚れが落ちやすくなるのだとか。

ただし、アルコールも除光液と同じように塗装を剥がしたり傷めたりする可能性がある点に注意しましょう。

机カバーについた油性ペン汚れの落とし方

机カバーについた油性ペン汚れの落とし方

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机カバーは、机に傷や汚れがつかないよう防ぐ役割があります。しかし、汚れを放置すると見た目が悪くなるため、定期的に掃除をしたほうがよいでしょう。

机カバーの代表的な素材としてはポリウレタン、塩化ビニル、アクリルなどがあります。

基本的に、机カバーについた油性ペンなどのインク汚れにはエタノールなどのアルコールを使用するとよいそうです。

机の汚れ落としでエタノールを使用するケースとほぼ同じで、汚れている部分にアルコールを少量垂らすか、コットンなどに含ませて拭きましょう。

ただし、机カバーにインクがついて時間が経つと落としにくくなるといわれています。汚れたら早めに落とすことが大切です。

机に油性ペン汚れがついた時にしてはいけない行動

机に油性ペン汚れがついた時にしてはいけない行動

※写真はイメージ

汚れが気になるからといって、ごしごし擦るのはやめましょう。素材によっては汚れが取れないだけでなく、汚れが広がってしまう可能性があるそうです。

また、油性ペンは染み込みやすく落ちにくい性質により、放置するとさらに汚れが落ちにくくなるとされています。

油性ペン汚れがついたことに気づいたら、できるだけ早く対処するようにしましょう。

服に油性ペン汚れがついた時の落とし方

服に油性ペン汚れがついた時の落とし方

※写真はイメージ

書き物をしている時に、机だけでなく服にも油性ペン汚れがついてしまうケースがあるかもしれません。もし服に油性ペン汚れがついた時は、酸素系漂白剤が使えるといわれています。

酸素系漂白剤を使用して、服についた油性ペン汚れを落とす方法は次の通りです。

1.汚れがついた服が入るサイズのバケツや洗面器を用意する。

2.50℃程度の湯を入れる。

3.酸素系漂白剤を入れる。

4.油性ペンがついた服を入れ、1時間程度浸け置きする。

5.服を取り出してすすぎ、洗濯機で洗う。

デリケートな服は、酸素系漂白剤が使用できない可能性もあります。使用する前に、服についている洗濯絵表示などで、使用しても問題ないか確認しておきましょう。

なお、アルコールでも汚れを落とせる場合があるそうです。アルコールを使用する場合は、油性ペン汚れを落としたい服の下に、汚れてもよい布などを敷きます。

そして、柔らかい布などにアルコールを染み込ませ、汚れた部分をトントンと叩きましょう。汚れがある程度落ちたら、洗濯機で洗濯します。

時間が経った油性ペン汚れはどうすればよい?

時間が経った場合でも、エタノールを使用すると落とせる可能性があるといわれています。

ただし前述した通り、時間が経てば経つほど油性ペン汚れは落ちにくくなるとされているため、できるだけ早く対処しましょう。

油性ペン汚れがなかなか取れない時は、机ならば家具の汚れを修復してくれる専門業者、服ならばクリーニング店など、専門業者に依頼することも選択肢の1つです。

無理に落とそうとすると、素材を傷める可能性があるため、対応が難しければ業者に依頼することも検討しましょう。

身近なアイテムで机の油性ペン汚れを落としてみよう

机にくっきりとついてしまった油性ペンの汚れ。見つけると焦ってしまいますが、まずは落ち着いて、ご家庭にあるもので対処できないか試してみてください。

ご紹介した消しゴムやメラミンスポンジは、そんな時の心強い味方です。汚れは時間が経つと落としにくくなるため、早めに試してみてください。

もしご家庭での対処が難しい場合も、専門業者に相談するという次の選択肢があります。いざという時にどう動けばよいか知っているだけで、落ち着いて対応できるでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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