かぼちゃは腐ると全部食べられない?食べられるか判断するチェックポイント
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「家にあるカボチャが腐っているように見えるけど、まだ食べられる?」
「カボチャが腐るとどうなるの?」
このような疑問を感じた経験はありませんか。
カボチャが腐ると、カビが生えたり、異臭がしたりと明らかな異変がみられます。
中には、カボチャの腐った部分だけ取り除けば食べられるだろうと考える人もいるかもしれません。しかし、腐ったカボチャを食べてしまうと健康に害をおよぼす可能性があります。
そこで、本記事ではカボチャが腐るとどうなるのか、チェックポイントをまとめました。腐ったカボチャを食べてしまった場合の対処法や腐る理由、長持ちさせる保存方法も解説するため、ぜひ最後までご覧ください。
カボチャが腐るとどうなる?判断するチェックポイント
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カボチャが腐っているかどうかは、見た目とにおいなどから判断できるようです。ここからは、カボチャが腐っているか判断するチェックポイントを紹介します。
少しでも異変を感じたら食べないようにしましょう。
見た目で判断する方法
カボチャが腐ると見た目に変化が見られます。次のようなサインがあれば、腐っている可能性が高いようです。
これらの症状が1つでも見られたら、そのカボチャは腐っている可能性が高いため、食べるのは避けてください。
においで判断する方法
見た目に問題がなくても、カボチャから異臭がする場合は腐っている可能性があります。酸っぱいにおいやカビのようなにおいがする場合は、注意が必要なようです。
カボチャが異臭を放つ場合は腐っている可能性が高いため、食べないようにしましょう。
カボチャが白いのは腐っている?カビとの見分け方
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カボチャに白いものがついているのを見かけたことがある人もいるかもしれません。この場合、白カビまたはデンプン質の可能性があります。カビは健康に害がありますが、デンプン質は食べても問題はありません。
正しく見分けるポイントをお伝えします。
白カビの特徴
カボチャに白いカビが生えている場合は、食べずに廃棄しましょう。白カビは健康に害があるため、見つけたらすぐに処分するのが賢明です。
かといって、デンプン質とどう違うのか疑問に思ってしまいますよね。白カビは、綿菓子のようにふわふわしており、ワタや種の部分によく見られるようです。
白カビが発生している場合、目に見えない部分にまで広がっている可能性があります。よって、カビの部分だけを取り除いても安全とはいえないため、食べないようにしましょう。
カボチャに生えたカビについては、次の記事も参考にしてくださいね。
カボチャのカビを取って食べるのはNG?カビさせない保存方法も解説
カボチャのカビ、取り除けば食べられると思っていませんか。実はカボチャのカビは危険です。本記事では、カビの色や形での見分け方から、腐敗のサイン、長持ちさせる正しい保存方法まで徹底解説。万が一食べてしまった場合の対処法も分かります。
デンプン質の特徴
一方で、カボチャに白い部分があっても腐っているわけではないケースもあるようです。カボチャの一部が白くなる、または白い固形物がみられる場合は、カボチャに含まれるデンプン質なのだとか。デンプン質により白くなっている部分は、安全性に問題はないとされているようです。
ただし、口当たりや風味がよいとはいえないため、できるだけ取り除くほうがいいとされています。
カボチャの腐った部分を取り除けば食べられる?対処法を紹介
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カボチャにカビが生えても、その部分を取り除けば食べられるような気がしますよね。しかし、カビ毒は目にみえる部分だけでなく、内部まで侵食している可能性が高いようです。カビが生えている部分を取り除いても安全とは限らないため、食べないようにしましょう。
さらに、カビ毒は高温に強いため加熱しても死滅しないことが多く、無毒化が難しいという特徴があるようです。
カビが生えていない場合も同様で、見た目やにおいに異常がある場合は、食べないようにしましょう。もったいないと感じるかもしれませんが、健康リスクを考え廃棄するのがおすすめです。
腐ったカボチャを食べてしまった場合の対処法
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腐ったカボチャを食べてしまった場合、異変があればすぐに医療機関を受診しましょう。腐ったカボチャを食べると、腹部の違和感や吐き気、下痢などの症状が起こることがあります。
少量であれば症状が出ないこともあるようですが、体調不良や異変のサインを見逃さないように注意しましょう。
カボチャが腐る理由
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カボチャが腐るのは、次の2点が大きな原因とされています。
1.ワタや種を取り除かずに保存している。
2.高温多湿な場所で保管している。
ワタや種の部分は傷みやすいとされているため、カットしたカボチャを保存する際は必ず取り除きましょう。
また、高温多湿な環境はカビや雑菌が繁殖しやすく、カボチャが腐る原因になる可能性があります。特に夏場は腐りやすいため、保管場所や保管方法に注意が必要なようです。
もう腐らせたくない!カボチャの正しい保存方法
栄養価の高いカボチャを、もう腐らせたくないと思う人もいるでしょう。ここからは、カボチャを長持ちさせるための保存方法を紹介します。
カボチャを丸ごと保存する方法
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適切な方法であれば、丸ごとのカボチャは常温で2か月ほど保存できるようです。切らずに丸ごと保存することで熟成がうながされ、水分が抜けて甘みが増すとも言われています。
常温で保存する際は新聞紙で包み、へたを上にして冷暗所で保存するのがよいそうです。風通しがいい10℃前後の環境が最適なのだとか。
夏場や暖房が効いた部屋では、早く腐る可能性があります。このような環境では、常温ではなく冷蔵庫の野菜室のような場所で保存すると腐りにくくなるようです。
カットしたカボチャの保存方法
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カットしたカボチャは丸ごと保存するより傷みやすいため、早く使い切りましょう。
1.種とワタを取り除く。
2.キッチンペーパーなどで水気を拭き取る。
3.断面に密着するようにラップでしっかり包む。
4.保存袋に入れ空気に触れないようにする。
正しく保存すれば、冷蔵庫で3日程度保存できるようです。すぐに使わない場合、カボチャは冷凍保存もできるため、使うタイミングに合わせて選びましょう。
カボチャの冷凍保存
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カボチャをすぐに使いきれない場合、できるだけ長期間保存したいですよね。カボチャは冷凍保存が可能で、適切な方法であれば1か月ほど保存できるとされています。
【冷凍保存の方法】
1.食べやすい大きさにカットする。
2.軽くゆでる。
3.ラップで包み、密封できる袋や容器に入れ保存冷凍する。
この方法で冷凍しておけば、必要な時に取り出してそのまま調理に使えるため便利です。
カボチャを上手に冷凍するコツについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。
カボチャを冷凍するとまずくなる原因は?おいしく保存するコツや解凍方法を解説
カボチャを冷凍した時、保存方法や解凍方法が間違っているとまずいと感じる可能性があります。本記事では、冷凍したカボチャがまずくなる理由や正しい保存方法、解凍方法などについてまとめました。カボチャをおいしいまま冷凍保存したい人は、参考にしてください。
カボチャが腐っているかどうかは見た目やにおいで判断できる
カボチャが腐っているかどうかの判断は、次のポイントをチェックしましょう。
もし腐ったカボチャを食べてしまって、身体に異常が見られたらすぐに医療機関を受診してください。
本記事で紹介した正しい保存方法を実践し、カボチャを安全においしくいただきましょう。
[文・構成/grape編集部]