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副流煙には、こんなに恐ろしい影響がある…国内調査で危険性が判明!

By - grape編集部  公開:  更新:

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受動喫煙』…それは、タバコの先端から生じる有害な副流煙を、喫煙者の周囲にいる人が吸ってしまうこと。

また、喫煙室の壁やカーテン、タバコの煙を吸収した空気清浄機のフィルター、灰皿やポイ捨て去れたタバコからも吸引すると言います。

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タバコのフィルター越しに喫煙者が吸引する主流煙以上に、フィルターを通っていない副流煙には多くの有害物質が含まれていることはご存知でしょうか。

副流煙によって心筋梗塞、喘息、虫歯、肺結核といった数々の病気を患う危険性が高いと、厚生労働省は発表しています。

中でも危険視されているのが、がん。2016年に行われた日本国内の調査により、その危険性が正確に判明しました。

受動喫煙のがんリスクは1.3倍…悪影響は『確実』と発表

2016年8月30日、国立がん研究センターは日本人を対象とした、初めての分析結果を発表しました。

今回行われた『受動喫煙による影響』の調査によって、国立がん研究センターは肺がんリスクを『ほぼ確実』から『確実』に修正。乳がんのリスクを『データ不十分』から『可能性あり』に修正しました。

センターによると、国内の喫煙者の肺がんリスクは非喫煙者と比べ男性4・4倍、女性2・8倍。
ただ、非喫煙者の肺がんは頻度が低く、個々の研究で統計学的な結果が得られていなかったという。

センターは受動喫煙とがんの関連を報告した国内研究のうち、配偶者や家族の喫煙と、発がん状況に関する9本の論文を分析。
統合した相対リスクを算出した結果、受動喫煙で肺がんのリスクが1・28倍上昇することが分かった。

産経ニュース ーより引用

厚生労働省も、受動喫煙対策に動く!?

「世界保健機関(WHO)によると、日本の受動喫煙対策はG7諸国で最低レベル」と、厚生労働省の有識者検討会は発表。

15年ぶりに『喫煙と健康影響に関する報告書(たばこ白書)』を作成し、「屋内での100%禁煙化を目指すべきだ」と提言しています。

ちなみにWHOは、2007年に『受動喫煙からの解放』という勧告書を作っています。書かれている対策法は、以下の通り。

  • 換気をするのではなく、100%禁煙の環境をつくる
  • 法律で、たばこを包括的に規制する
  • 法律で、実行性のある施策が適切に施行されるようにする
  • 家庭内においても、受動喫煙を減少させるように社会教育する

厚生労働省やWHOの言う通り、個人が気をつけるだけでは受動喫煙は減りません。政府が対策するのが一番効果があるのかもしれませんね。

実は、分煙された環境下でも受動喫煙は避けられません。タバコを吸っている人も、吸っていない人も「受動喫煙は不快」と感じているそうです。

他人の健康を害さないように、しっかりとした喫煙マナーが求められています。

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出典
産経ニュースWHO

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