84歳でもチアガール!日本のシニア・チアリーダーチームが世界から大注目
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快挙を成し遂げた狩野英孝、帰国便の搭乗券をよく見ると… 「さすがJAL」の声ホノルルマラソンから帰国する狩野英孝さんに、JALが用意したサプライズとは…。
ロケで出会う人を「お母さん」と呼ぶのは気になる ウイカが決めている呼び方とは?タレントがロケで街中の人を呼ぶ時の「お母さん」「お父さん」に違和感…。ファーストサマーウイカさんが実践している呼び方とは。
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チアリーディングとダンスの全国選手権大会『USAナショナルズ』。500チームものダンサーが集まる中、オンリーワンの輝きを放っているグループがいました。
その名は、『ジャパンポンポン』。ゲスト出演したこのチアリーディング・チームは、なんと平均年齢70歳のシニア・チアリーダーチームなのです!
高齢者でもチアガールになれる!『ジャパンポンポン』
設立者である滝野 文恵さん・84歳は、53歳の頃にアメリカの大学に通い、老年学修士号を取得しました。
そして1996年のある日、滝野さんはアメリカのアリゾナ州にシニア・チアリーダーチームがあることを知り、衝撃を受けます。
「若い子じゃなくても、チアガールになれるだなんて…!」
日本に帰国し、早速チームを結成!
日本に帰国した滝野さんは、計5人でシニア・チアリーダーチーム『ジャパンポンポン』を設立。青山学院の大学生に指導を頼み、毎週2時間の練習を始めました。
チームに入る条件は『55歳以上であること』と『自称・容姿端麗であること』。長い年月を経て、徐々にメンバーは増えていきました。
しかし、彼女たちには重大な悩みがあったそうです。ウェブサイトに書かれた『悩み』とは…。
「年齢のせいで、先週の練習内容を忘れてしまう」
「3分間の曲を1年かけて覚えても、翌年にはすっかり忘れてしまう”原因不明の危機的状況”に襲われた」
メディアにとりあげられ、知名度が徐々に上昇
1999年、メンバーが9人になったジャパンポンポン。その頃から雑誌で『ついに登場!シニア・チアリーダーチーム!』と、とりあげられるようになりました。
さらには新聞、ラジオ、テレビ…と取材が殺到し、メンバーは急に『アイドル的な扱い』を受けてビックリ!しかし、そのおかげでチームへの参加希望者が急増したのです。
シニア野球の応援や同窓会、大会のゲストといった数多くの場で活躍しているジャパンポンポン。また、チャリティーショーを定期的に開催し、収益を寄付しています。
現在は海外からも注目され、ニュース番組やウェブメディアで取り上げられています。彼女たちの活躍は、世界中の人に元気を与えているのです。
『ジャパンポンポン』の活動から伝えたいこと
「どうして、高齢の方がチアリーディングをするの?」と疑問を抱く方もいるかもしれません。
しかし、彼女たちが活動する理由は『ただ好きなことをやる』だけではなく、パフォーマンスを見てくれる人に伝えたい気持ちがあるからなのです。
ジャパンポンポンのウェブサイトには、こんなメッセージがあります。
出典:YouTube
初めてシニア・チアリーダーチームを知った時、滝野さんは「自分の心の中に風が吹いた」と言います。チアリーディングとの出会いは、彼女の人生を大きく変えました。
「何歳になっても、好きなことをやって輝き続ける」…そういったことの素晴らしさを、ジャパンポンポンのパフォーマンスは教えてくれます。