戦火の中に残された、100匹の猫を守る男性 「なにが起きてもここから離れない」
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シリアの北部に位置する、国内最大の都市・アレッポ。ここでは、2012年頃から政府軍と反政府軍(自由シリア軍)による激しい内戦が繰り広げられています。
市街戦が激化するにつれ、住民たちは街から避難することに…。激戦区になってしまったこの街から、人の姿は徐々に減っていきました。
現在も空爆や火事で、市街地が破壊されているアレッポ。トルコ国境付近にある難民キャンプでは、多くの住民たちが生活しています。
そんな中、荒れ果てているアレッポの街で生活を続けるひとりの男性がいました。
「激戦区に住む猫たちのために…」戦火の街に住み続ける男性
男性の名前は、ムハンマド・アラー・アルジャリールさん。空爆が続くアレッポの街で生活をしています。
ムハンマドさんの目的はただひとつ。アレッポに住む猫たちを助けること…。
そう、この街には、数多くの猫たちが取り残されているのです。
ひとりで100匹以上の猫を世話
アレッポで生まれ育ったムハンマドさんは、動物保護団体『Animal advocacy』でボランティアをしています。
4万人以上の住人が避難してしまい、世話をしてもらえなくなった猫や、野良猫たち。そういった100匹近くの猫を、ひとりで世話しているのです。
最初は20匹の猫を世話していましたが、街から徐々に人がいなくなると猫たちは自然に集まってきたと話します。
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戦前は電気工事師として働いていたムハンマドさん。内戦が激化してからは、救助活動を行っていました。
そんな彼は、人だけではなく猫も救いたいと強く思いました。そして『猫のための保護区域』を作ったのです。
泣いている女の子に、猫を託されたこともあった
難民キャンプに向かう女の子に、泣きながら猫の世話を頼まれたこともありました。
きっと、どうしてもキャンプに連れていくことができなかったのでしょう。大事な家族と別れざるをえなかった女の子の気持ちを思うと、胸が痛みます…。
「もうひとつお願いがあるんです。時々、猫の写真を送ってください」
女の子にそう言われたムハンマドさんは、今でも猫の写真を送っているそうです。彼の撮影した愛猫の写真は、女の子の心の支えとなっているに違いありません。
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「心に慈悲があるのなら、それは人間への想いだけじゃない。生きとし生ける、すべての生き物のための慈悲です。
なにが起こっても、私は猫がいるこの場所から離れません」
強い意思で、そう話すムハンマドさん。彼は今でも、戦火の中で猫たちを守っています。
一刻も早く戦いが終結し、ムハンマドさんや猫たちが危険にさらされないよう祈ります。そして、難民キャンプの飼い主さんが愛する家族と再会できますように。