18年共に歩んだ愛犬ウォルナットの最後の散歩 飼い主の呼びかけに数百人が集まった
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イギリスに住むマークさんは18年前にまだ子犬だったウォルナットと出会いました。それからウォルナットはマークさんの大親友として幸せに暮らしていました。
しかし2016年秋、高齢のウォルナットの健康状態が急に悪くなり、マークさんは彼を安楽死させるという最もつらい決断を下さなくてはなりませんでした。
子犬の頃から共に過ごし、日々の散歩や何気ない時間を積み重ねてきた二人にとって、その別れがどれほど重いものだったかは想像に難くありません。
愛犬の最後の散歩に参加してほしい
マークさんはウォルナットが旅立つ前に、彼を最後の散歩に連れていってあげようと思い立ちます。そして、その散歩に一緒に参加してくれる人を募ることにしたのです。
マークさんが選んだ場所は、ウォルナットがかねてから大好きだったポースビーチでした。波の音が聞こえる海辺のその場所で、最後の時間を過ごさせてあげたいという思いからの選択でした。
投稿をしたのは散歩の4日前、11月8日のことでした。「数人でも来てくれたら」という控えめな期待を胸に、マークさんはフェイスブックにこのメッセージを公開したのです。
ウォルナットの最後を一緒に祝いたい人たちが大集合
このマークさんの投稿はたくさんの人たちにシェアされ、メディアでも取り上げられました。数人でも誰かが参加してくれたら…そんな気持ちだったというマークさん。ところが当日の朝、ビーチには何百人という人たちがウォルナットのために集まったのです。
愛犬を連れた人、家族連れ、一人でやってきた人。見知らぬ者同士が、ただウォルナットの最後の時間を共に過ごしたいという思いだけで、同じビーチに立ち並びました。
毛布に包まれて歩いた、最後のビーチ
マークさんは自力で歩くことができないウォルナットを毛布にくるみ、抱きかかえたまま彼が大好きなビーチを歩きました。優しい家族と初めて出会うたくさんの新しい友達が見守る中、最後の散歩を楽しんだウォルナット。たとえ自分で歩くことができなくても、きっと彼にとっては最高の思い出になったことでしょう。
マークさんの腕の中で、ウォルナットは海風を感じながら何百人もの人々に囲まれていました。かつて元気に駆け回ったであろうそのビーチで、今度は多くの人の温かさに包まれていたのです。
この散歩の数時間後、ウォルナットは家族全員に見守られながら天国へと旅立ちました。最後の瞬間までたっぷりの愛情に包まれて過ごしたウォルナット。長く幸せな一生を送った彼は今ごろ、空の上で思いっきり元気に走り回っているのではないでしょうか。