岡山の道路にしかない『★合図』とは? 岡山県警に聞いてみた
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画像提供:岡山県警察

「水筒に入れると危険」 注意喚起に「知らずに続けてた」「体に悪いなんて」職場や学校に、毎日『水筒』を持ち運ぶ人は多いでしょう。実は、金属製の水筒には、入れてはいけない飲み物がいくつかあるため注意が必要です。本記事では、保険医療局が注意喚起する『水筒にまつわるNG行動』を紹介します。

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- 取材協力
- 岡山県警察
道路標識や信号機などとともに、道路の交通に関する規制または指示を表示している路面標示。
一時停止箇所での『止まれ』や、右左折の際の矢印など、目にする機会は多いでしょう。
※写真はイメージ
一方で、各都道府県ならではの道路標識や路面標示が存在することがあります。
例えば、岡山県の場合、このような路面標示があるのをご存じですか。
画像提供:岡山県警察
『★合図』という、他県の人とってはなじみのないマーク。何を意味するのでしょうか。
岡山県警察本部 交通規制課(以下、岡山県警)に取材しました。
『★合図』の意味とは…?
まずは『★合図』の意味をうかがったところ、このような回答がありました。
『★合図』は、『合図マーク』と呼ばれ、ドライバーに適正な合図開始をうながすものです。
交差点の手前約30メートルの地点に、右左折の合図を開始する目安となる『マスカットグリーンの星形マーク』と『合図の文字表示』を設置しています。
『★合図』は「ここでウインカーを出せ」という指示なのだそうです。
岡山県独自の施策ということで、岡山県の特産品であるマスカットをイメージしたカラーになったといいます。
背景には岡山県の交通事情が…
そもそも『合図マーク』はいつ、どのような理由で誕生したのでしょうか。
岡山県警に聞いたところ、以下のように解説してくれました。
『合図マーク』は、2005年の『第60回国民体育大会(以下、岡山国体)』の開催に合わせ、県内を通行するドライバーに対して、交差点の右左折時に適正なウインカー操作をうながすことを目的に設置されました。
岡山国体により、県外車両の通行の増加も見込まれたことや、当時から「岡山県のドライバーのマナーが悪い」「合図を出すのが遅い」などといわれていたことなどもあり、イメージの改善のために、岡山県独自で考案しました。
『★』のマークは、岡山国体のスローガン『あなたがキラリ☆』と、岡山県警の当時の交通マナー向上対策『思いやりの心がキラリ 岡山の交通マナー』からイメージされたものだそうです。
2025年現在、『合図マーク』は岡山県下の31交差点に101個設置されているといいます。
ネット上でもたびたび話題となる、『合図マーク』。SNSではこのような声が見られました。
・これ、岡山県だけなんだ!?全国にあるものだと思っていた。
・本当にウインカーを出さない人が多いんだよなぁ。普通に危ないのでやめてほしい。
・私は佐賀県民ですが『ウインカー』という路面標示があります。
当然ながら、車線変更や右左折の際に、ウインカーを出さないのは、道路交通法違反の危険な行為です。
このような標示があってもなくても、常に安全な運転を心掛けたいですね。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]