父が「老後の楽しみ」に集めた鉄道模型を渡せなかった理由 60歳で気づいた後悔

By - grape編集部  公開:  更新:

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お父さんが大切にしていた模型を、突然息子にあげた理由。それは…。

「俺はもう、細かいのが見えなくて組み立てられない」

お父さんは60歳。仕事が落ち着き、いざ作ろうと思ったところで、身体が昔ほど自由に動かないことに気づいたのです。

HOゲージは縮尺1/87という精密な模型で、細かなパーツをピンセットで組み上げていく作業は、視力と手先の器用さが求められます。「定年後にじっくり取り組もう」と思い描いていた趣味が、いざその時を迎えたとき、思うようにできなくなっていたのでした。

(きっと、完成時の姿を夢見て揃えたんだろうな…)

アレンジ用の社外品パーツも入っているのを見て、IORIさんはそう感じました。父がどれだけ、これらの模型を作るのを楽しみにしていたのか…。

社外品パーツとは、既製品をさらに自分好みにカスタマイズするための部品です。完成させるだけでなく、自分だけの一台に仕上げることまで夢見ていたお父さんの姿が、段ボールの中身から浮かび上がってきます。

そして、父の寂しげな言葉を聞いて「楽しみを定年後に先延ばしするのは、やめよう」と心に決めたそうです。

「定年後に楽しみを取っておく」のは怖いかも

IORIさんの投稿に対し、模型に関わらず色々な趣味の人から同意の声が集まっています。

また、「定年後の楽しみ」として先延ばしたことで後悔する人の姿も…。

  • そうか。時間がいくらあっても、身体は老化しているもんな…。
  • 自分も模型作るの好きだから、お父さんの悲しみと未練がすごく伝わってくる。
  • 本当にこれ。今現在、手先が思うように動かせなくてつらい。
  • 定年後に関わらず、自分の人生がいつ終わってしまうかもわからないしね…。

同じ趣味を持つ人ほどお父さんの気持ちが身に迫るようで、後回しにしてきた趣味や夢を改めて見つめ直すきっかけになっているようです。

息子が引き継ぐ「父の夢」

ゴールデンウィークやお盆に帰省する際、お父さんに完成品を見せてあげられたら…と話すIORIさん。足りない部品を補いつつ、少しずつ模型制作に取り組む予定だそうです。

この鉄道模型は、お父さんが昔作ったもの。細密な造りから、模型への愛が伝わってきます。

同じ趣味を持つ息子が『夢』を引き継いでくれたら、きっとお父さんは心から喜んでくれることでしょう。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@IORI_koubou

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