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「被害者が娘でも同じこと、言えますか?」性暴力に対する意見にJ・カビラが猛反論

By - grape編集部  公開:  更新:

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2017年6月21日、NHK朝の情報番組『あさイチ』が性暴力被害について放送。その中で、ジョン・カビラさんが語った内容に注目が集まっています。

国の調査で、実に女性の15人に1人が性暴力にあったことがあるという結果が出るなど、最近は性暴力に関する事件が多発しています。

番組では性暴力被害にあったことがあるという女性がVTR出演。番組に寄せられた視聴者の声の中には、とても残念なことですが、次のようなものもありました。

  • 「被害にあったときに激しく抵抗し、大声を出せば避けられるのではないかと思う」(60代男性)
  • 「死ぬ気で抵抗すれば防げる。性交が成し遂げられたのは、女が途中で諦め、許すからである」(70代男性)

女性からすれば、信じられないような言葉。しかし、男性であるカビラさんにとっても許せない意見だったようで、「それは全く違うんじゃないですか」と猛反論しました。

同じことをいえますか?

カビラさんは、性暴力に対する意見について、次のような持論を展開します。

あり得ないですね。

例えばですよ…その70代の男性。娘さんがいるかもしれない。もしくは奥様がいるかもしれない。

その被害に遭ったら、例えば奥様とか娘さんに同じ言葉をいえますか?

「最後まで抵抗しなかった君が悪い」っていえますかってことですよね。

あさイチ ーより引用

他人事で考えれば、安易にさまざまな意見を出すことはできます。しかし、身近な人間で考えたらどうでしょうか。

「被害者にも落ち度があった」といえる人は滅多にいないはずです。

また、さらにカビラさんはこのように続けています。

例えばですよ、プロレスラー並みの体型の男性にレイプされることもあり得るわけですよね。

その時にあなたは命がけで戦えますか?最後まで!

そんなことは無理ですよね。

あさイチ ーより引用

あくまで例え話ですが、カビラさんがいうようにいろいろなケースが考えられます。自分が強く抵抗しても、その被害を防ぐことができない場合もあるはずです。

性暴力の被害者の気持ちをくみ取ったカビラさんの主張に、視聴者からも賞賛の声が集まっています。

  • カビラさんのいっていることが100%正しい。
  • 男性の中にも、こういう風に考えられる人がいるなんて…いい意味で意外です。
  • 自分の恋人が同じ目に遭ったら。被害者に落ち度があったなんて、口が裂けてもいえません。

性暴力は、例えどのような状況であっても、加害者側に非があります。

身近な人が被害に遭ったらと、リアルに考えられる想像力があれば「死ぬ気で抵抗すれば防げる」などという安易な意見をいえるはずがありません。


[文・構成/grape編集部]

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出典
あさイチ

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