中国に伝わる『忠犬』の物語 愛する飼い主に、尽くし続けた1匹の犬
公開: 更新:


赤ちゃんに抱きつかれた犬 見せた表情に「これが愛か」「なんて尊いの」ゴールデンレトリバーのおからちゃんと、柴犬のうにくんと暮らしている飼い主(@uni_okara0725)さんがXに投稿したエピソードに、癒される人が続出しました。

スズメの頭上にいるのは… 奇跡の瞬間をとらえた1枚に「すげぇ」「タイミングが絶妙」2025年3月25日、写真家の、もみじ卍ゅう(@momiji_man_10)さんは、春らしい光景をカメラに収めました。桜の枝に留まった、野鳥のスズメをレンズ越しにのぞいていると…。
- 出典
- @yeeeebis
中国の古典小説集『述異記(じゅついき)』。奇怪な話が、多数収録されている本です。
その中に収録されている、犬の話『黄耳(こうじ)』を、サメ(@yeeeebis)さんが漫画で描きました。
趣のあるタッチで描かれた作品を、ご覧ください。
中国の古典小説『黄耳』
三国志に登場する陸遜の孫・陸機(りくき)は、黄耳(こうじ)という名前の利口な犬を飼っていました。
ある日陸機は、「遠方に住んでいる家族に、手紙を送りたい」と思うようになります。
※セリフに「江南から」とありますが、正しくは「洛陽から」です。
半月かかる距離を、飼い主の文を届けるために走り続けた黄耳。大好きな飼い主・陸機に見守られ、黄耳は安らかな最期を迎えました。
『忠犬』という言葉があるように、犬は人間に寄り添い、忠義を尽くす動物だといわれています。黄耳は、自分を可愛がってくれた陸機に恩返しをしたかったのかもしれません。
いつの時代も、犬はとても利口な動物だということが分かる、素敵な話ですね。
[文・構成/grape編集部]