「その発想はなかった!」名古屋市が『ふるさと納税』で犬の殺処分ゼロ
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ガソリンスタンドで13年暮らす柴犬 その姿に「風格が漂っている」ガソリンスタンドで働く、@bankinmatuさんが、Xに投稿したエピソードに注目が集まっています。ある日、ガソリンスタンドで客が「白い野良犬が、店の中に迷い込んでいますよ!」と、慌てていってきたそうです。
ペットを飼う家庭が増える一方で、動物愛護センターに保護される動物も増加し、収容しきれない犬や猫が、人間の身勝手な理由で殺処分されています。
そんな問題に、名古屋市動物愛護センターは『ふるさと納税』の寄付金で対応。収容動物の殺処分ゼロを目指す取り組みが、話題になっています。
犬の殺処分をゼロに!
名古屋市は2016年度の『ふるさと納税』を、収容されている犬を対象に医療費や食費などに使用。
譲渡ボランティアなどの活動により、2016年度の犬の殺処分はゼロになりました。
しかし、収容数の多い猫については、いまだ殺処分が行われているのが現状です。
2017年度からは対象を猫にも広げ、『目指せ殺処分ゼロ!犬猫サポート寄付金』という名称で寄付金を募っています。
寄付金は子猫のミルクやエサ、ペットシーツや薬品の購入費用などに充てられる予定です。
殺処分ゼロを目指す、名古屋市動物愛護センターの取り組みに、称賛の声が続出しています。
中には取り組み自体には賛成しているものの、根本的な解決を望む声も。
悲しいことに、「動物を飼ったら最後まで面倒を見る」という、そんな当たり前のことをできない人も存在しています。
私たちはいま一度、命を預かるということの重大さについて、考え直さなければいけないのかもしれません。
ふるさと納税を使って殺処分ゼロを目指す取り組みは、広島県の神石高原町などでも行われています。根本解決と共に、こういった活動が広がることで、少しでも多くの尊い命が守られることを望みます。
※記事中の写真は全てイメージ
[文・構成/grape編集部]