飼い主に捨てられた2匹 愛される喜びを知った後の顔がまるで別の犬
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『犬の幼稚園』に愛犬を預けたら… 送られてきた写真に「笑っちゃった」「なんでこんな自然なの」ポメラニアンのピカルディくんと暮らす、飼い主(@pomepomePicardy)さん。 ある日、施設にピカルディくんを一時的に預けたといいます。その後、施設からピカルディくんの『お預かり中の様子』の写真が送られてきたそうですが…。

「職場で出た弁当が…」 まさかのビジュアルに「声出して笑った」「午後仕事できなくなりそう」「今日、職場で出た弁当が…」といったコメントとともに、昼ごはんの写真をXに投稿した、シバサン(@shi_GR86_ba)さん。 投稿はたちまち拡散され、なんと12万件以上の『いいね』が付き、ネット上で話題となりました。
2016年1月、アメリカ・テキサス州にある動物保護シェルターに2匹の犬が連れて来られました。飼い主は何の説明もすることなく、ただ2匹を置いて立ち去ったといいます。
人間におびえ、体を寄せ合う2匹。言葉にしなくても犬たちが大切に世話をされていなかったことは明らかでした。
この子たちは愛というものを知る必要がある。私がそれを教えてあげたい。
2匹の写真を見たケイシーさんはすぐに夫と一緒にシェルターへ向かいました。
そして2匹のフォスター(正式な里親が決まるまで一時的な世話をすること)を引き受けることにしたのです。
黒い犬は『ルイ』、茶色い犬は『ブリジット』と名付けられます。
ケイシーさんたちの車に乗り込んだ時、ルイはひどくおびえ、ずっと震えていたのだそう。
ブリジットはそんなルイを守るようにして座っていたといいます。
ケイシーさんの家に到着すると、ブリジットはすぐにソファの上に乗ってくつろぎ始めます。一方ルイは、なかなかブリジットのそばから離れようとしませんでした。
しつけをされていなかった2匹にケイシーさんはお座りや、ケージの中で過ごすことを教えます。
ルイはブリジットのケージに一緒に入りたがるため、彼女はもちろん2匹を一緒に過ごさせてあげました。
『愛されること』を知って、変わっていく犬たち
ブリジットとルイはケイシーさんの先住犬たちともすぐに仲よくなりました。
そしてケイシーさん夫妻やほかの犬たちと一緒に穏やかな毎日を過ごしているうちに、2匹の表情はどんどん変わっていったのです。
この子たちはもう大丈夫。
2匹がケイシーさんの家に来てから約4か月後、彼女は犬たちの里親を募集することにします。
里親の条件ではずせないもの…それは『2匹を一緒に引き取ってくれること』でした。
こうして里親に決まったのはモニカさんという女性。
彼女はケイシーさん夫妻が2匹の世話を始めた当初からずっと、Facebookで犬たちの様子を見守っていたのだそう。
海外メディア『The Dodo』によると、ケイシーさんは2匹が初めてモニカさんの家に入った時、「とてもしっくりきた」といいます。
2匹にとって最高の家族ができたということは、モニカさんと出会った時のルイとブリジットの表情がすべてを物語っていました。
ブリジットとルイのストーリーを紹介した『The Dodo』の動画は56万回再生され、「2匹に優しい家族ができてよかった」「泣いた」などのコメントが寄せられました。
シェルターで怯えながら寄り添っていた時と、ケイシーさん夫妻やモニカさんと過ごしている時の2匹の表情はまるで別の犬のよう。
動物は愛されることによってこんなにも顔つきが変わるものなのですね。
ルイとブリジットがこれからもずっとモニカさんと一緒に幸せに暮らしていけることを願います。
[文・構成/grape編集部]