サーカスでの動物の出演を禁止 世界40か国以上に広まる
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※写真はイメージ

今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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- 出典
- BBC NEWS
火の輪をくぐるトラ、バランスボールに乗るクマなど、サーカスの調教師の言葉通りに動く動物たち。
サーカスにおいて、動物たちが出演するショーは、定番といえる演目です。しかし、それは日本での場合であり、世界的にみるとサーカスの動物ショーは徐々に消えつつあります。
アイルランドが法を改正
アイルランドでは、2018年1月から、サーカスの演目で動物の出演を禁止する法律が施行される予定。今回の規制に署名したマイケル・クリード農務大臣は、各メディアに向けて以下のようにコメントを発表しています。
事実、以前から法律の改正に向けて活動していたアイルランド動物虐待防止協会は、2万7,600人以上の署名を集めたとBBCは報じています。
「多くの国民にとって一般的な考え」というマイケル大臣の言葉通りではあるものの、今回の法改正により「サーカス関係者の職を奪うことにつながるのでは」といった指摘をする人も。
そうした指摘に対しても、マイケル大臣は強気なコメントを残しています。
世界で広まるサーカスでの動物出演禁止の動き
動物たちの飼育方法や訓練方法など、動物愛護の観点からサーカスの演目で動物の出演を禁止する国は、オーストリアやメキシコやシンガポールなど、世界で40か国以上にものぼります。
その中には、アメリカやカナダのように、地域によって動物の出演を禁止とする国や、スウェーデンのように特定の種の動物の出演を禁止する国などさまざま。
アイルランドでも法が改正されたことにより、改めて注目を集めている今回の規制。日本でも同様の議論がされるきっかけとなるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]