イースターでの優しさに感動 障がいをもつ娘の母親が涙した出来事
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『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
レジ店員「そのカバン…」 レジ店員が客に声をかけたワケが?「これは声かけちゃう」「最近、自信喪失していて、今日もとぼとぼと帰路についていたんだけど…」
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キリスト教において重要な祭日の1つである『イースター(復活祭)』。この日、子どもたちは庭などに隠した卵を探す『エッグハント』と呼ばれる遊びをして楽しむのが恒例です。
※写真はイメージ
アメリカ・ミシシッピ州に住むジェシカさんはイースターを翌日に控えた土曜日、娘のエリザちゃんを連れてエッグハントのイベントへ出かけました。エリザちゃんは障がいをもっているため、車いすに乗って参加します。
イベント会場は年齢別にエッグハントのエリアが区切られており、ジェシカさんたちは『障がいをもつ子どもたち専用エリア』へ向かいます。するとそのエリアが、予想以上にたくさんの子どもたちで混雑し始めたのです。
そしてエッグハントが始まった瞬間、子どもたちは一斉に走り出し、エリア内にある卵をどんどん拾っていきます。出遅れてしまったエリザちゃん。
車いすに乗った彼女の目の前にあった卵を拾わずにゆずってくれたのは、大勢いた子どもたちの中でたった1人だけだったということです。
敗北感をおぼえながらイベント会場を後にした親子
ジェシカさんと夫のジェームズさんは、エリザちゃんのために何とか少しの卵を拾うことができました。しかし、楽しい時間になるはずだったエッグハントの会場を、敗北感をおぼえながら後にしたといいます。
翌日のイースターの日、気分を変えてジェシカさん親子は動物園へ行くことに。すると入り口で係員がこういいました。
「まだ見つかっていないゴールデンエッグが2つありますよ」
この日、動物園でもエッグハントを行っていて、園内にまだ見つかっていない卵が隠されていたのです。
ジェシカさんたちが園内をぶらぶらしていると、「まだ見つかっていないゴールデンエッグは残り後1つとなりました」というアナウンスが流れます。
そしてエリザちゃんが水場ではしゃいでいると、数人の青年たちがジェシカさんに近付いてきました。青年の手にはゴールデンエッグが。そして彼はこういったのです。
「あの…この卵を見つけたんです。持って行けば賞品がもらえます。もしよかったら、これをあなたの娘さんにあげたいんですけど。
何がもらえるのか知りませんが、持っていけば分かりますから」
前日の悲しい出来事の後だけに、この青年の優しさにとても感動したというジェシカさん。
ほんの小さな親切が、誰かにとってはすごく大きな喜びになることがある…そんなことを教えてくれる素敵なエピソードですね。
[文・構成/grape編集部]