「微罪じゃない」 逮捕された後も、被害者に会いに来るストーカーの恐怖
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- 出典
- ひるおび!
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相手に恐怖を与え、疲弊させるストーカー行為。
たとえ犯人が逮捕されても、仕返しや再犯の可能性があるため被害者は安心することができません。
それを証明するかのように、2018年6月24日に元タクシー運転手の飯塚博光容疑者が、ストーカーの罪で2度目の逮捕となりました。
飯塚容疑者は、女優・菊池桃子さんにストーカーをした罪で3月に逮捕されています。その後釈放されたのですが、たったの数か月で再犯をしてしまいました。
6月25日に放送された情報番組『ひるおび!』(TBS系)には、落語家の立川志らくさんがコメンテーターとして出演。ストーカー行為と対策について言及し、話題になっています。
※写真はイメージ
ストーカーは、すぐにまたやって来る?
飯塚容疑者は、2017年の秋に菊池さんがタクシーを利用したことからストーカー行為を開始。警告を無視して菊池さんの自宅周辺に現れたため、2018年3月に現行犯逮捕されています。
※写真はイメージ
4月には東京簡易裁判所から罰金30万円の略式命令が出され、釈放時には接近禁止命令が出されていたとのこと。
しかし、飯塚容疑者は6月19日に菊池さん宅へ押しかけ、インターホンを鳴らしています。当日菊池さんは不在でしたが、インターホンに録画された映像から飯塚容疑者が接近禁止命令を破ったことが判明。逮捕につながりました。
番組では、2度目の逮捕のため今度は刑事裁判になること、また接近禁止命令を破ったことから2年以下の懲役、または200万円以下の罰金になる可能性が高いことを説明しました。
ストーカー行為を繰り返させないために
刑罰が重くなったことで、安心する人もいるかもしれません。けれど2年以下の懲役、または200万円以下の罰金は、本当にストーカー行為を止める力があるのでしょうか。
番組ではそんな疑問に答えるように、任意団体『ストーカー・リカバリー・サポート』の代表・守屋秀勝さんのコメントも紹介。
ストーカーには更生支援のカウンセリングや、GPS装着の義務化などの対策が必要であることを伝えました。
それを受けて、志らくさんは次のように述べています。
ストーカー行為を「微罪」と判断することに、「待った」をかけた志らくさん。
罪の大きさを考えたら、被害者の平穏な生活を取り戻すためには、加害者にGPSを装着するくらいでないと無理だと感じたのでしょう。
志らくさんと同じように、今回の事件からストーカーの再犯を問題視する声がたくさん上がりました。
【ネットの反応】
・接近禁止命令とか意味ないって!再犯を防ぐには弱すぎる。
・ストーカーは病気だと思う。治ってから社会復帰してくれないと、被害者が増える。
・再犯を防ぐことは、周囲の人はもちろん、加害者本人のためにもなるんだよ。
ストーカーへのGPSの装着には、「加害者の人権がおびやかされるのでは」という意見が上がっています。
一方で「加害者の人権を守る代わりに、被害者が深く傷つけられるのはいかがなものか」という意見も。
難しい問題ですが、被害者を増やさないため、また加害者自身のためにも、ストーカーをきちんと更生していく必要があるでしょう。
[文・構成/grape編集部]