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2018年8月7日、アメリカのサウスカロライナ州にあるグリーンビル動物園でオランウータンの赤ちゃんが誕生しました。
母親の『ラナ』は帝王切開で出産したため、しばらくは赤ちゃんから離れて静養が必要。
ラナが回復するまでの間は、動物園のスタッフが母親代わりに赤ちゃんの世話をすることになりました。
赤ちゃんが少しでもお母さんを感じられるように
生まれたばかりの赤ちゃんには、母親によるケアが必要です。でもラナは赤ちゃんを抱きしめてあげることができません。
そのため動物園のスタッフは、少しでも赤ちゃんがお母さんを感じられるようにと、特別なものを用意していました。
スタッフが着ているのは茶色の特製ポンチョ。実はこれ、オランウータンの毛の色に似せてあるのだそう。
さらに赤ちゃんがつかんだり、顔や体をうずめたりできるようにデザインされているのです。
こうして約2週間、スタッフによる献身的な育児が続けられました。赤ちゃんもポンチョにつかまりながら、安心しているように見えますね。
そして8月22日、ついにラナが回復し、赤ちゃんと再び対面できることに。
16日ぶりに我が子を抱くことができたラナはとても穏やかな表情に見えます。やはり離れているのがさびしかったのでしょう。
オランウータンの赤ちゃんは母親と再会する前日に、初めて一般公開されました。
生まれたばかりの可愛い赤ちゃんをひと目見ようとたくさんの人が詰めかけ、赤ちゃんはすでに動物園の人気者になっているということです。
いままで我慢していたぶん、これからはたっぷりとお母さんに甘えて、元気にすくすくと成長していってほしいですね。
[文・構成/grape編集部]