支持か不支持か ナイキが新広告に起用した人物に賛否両論 不買運動も
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今、もっとも狙われやすいのは… 新しい犯罪傾向にゾッとする残念なことに、空き巣や強盗などの事件はなくならず、連日のようにニュースをにぎわせています。玄関前に監視カメラを設置するなど、防犯対策をしている人もいるでしょう。しかし、近年では犯行の手口や傾向に変化が起こっており、従来の対策だけでは不十分な可能性があります。

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『Just Do It』のスローガンでおなじみのスポーツ用品大手『ナイキ』。多くのスポーツ選手が愛用する人気ブランドだけに、ナイキの広告にはこれまでにも世界的に有名なスター選手が登場してきました。
そのナイキが2018年9月、『Just Do It』30周年記念キャンペーンの顔として、アメリカンフットボール選手のコリン・キャパニックさんを起用することを発表。
このことがアメリカでいま、大論争を巻き起こしています。
サンフランシスコ・フォーティーナイナーズの元クォーターバックとして活躍していたキャパニック選手は、2016年にNFLの試合で国歌斉唱の際に起立を拒否。アメリカにおける人種差別への抗議を示すため、起立する代わりに片膝をつきました。
その後、キャパニック選手に賛同したほかの選手たちが続々と国歌斉唱時に起立を拒否するようになり、トランプ大統領はこの行為をTwitterで批判。
そしてついに2018年5月にNFLは、選手らに起立を義務づける新たなルールを導入することを発表したのです。
ナイキの決定に賛否両論が巻き起こる
9月3日、キャパニック選手は自身のTwitterにナイキの広告写真を投稿。
そこには真っすぐ前を見すえた彼の顔とともに、ストレートなメッセージが添えられています。
何かを信じろ。たとえそれがすべてを犠牲にすることを意味しても。
フォーティーナイナーズではスター選手だったキャパニック選手ですが、2017年3月にフリーエージェントになって以来、2018年9月5日現在どこのチームとも契約をしていません。
今回ナイキがキャパニック選手を広告に起用したことについて、世間の意見は大きく分かれています。
一部の人たちはナイキのスニーカーを燃やしたり、ソックスを切り刻んだりする様子をSNSに投稿し、ナイキの商品の不買運動を呼びかけ始めました。
一方でナイキの決定を支持し、新しいナイキのシューズを買ったという人たちも。
プロテニスのセリーナ・ウィリアムズ選手も、早速Twitterでナイキへの支持を表明しました。
トランプ大統領はTwitterでナイキを非難
そして9月5日、トランプ大統領がTwitterでナイキを強く非難しました。
このキャパニック選手の新広告は6日に行われるNFLのシーズン開幕戦、フィラデルフィア・イーグルス対アトランタ・ファルコンズの放送中にオンエアされる予定だということです。
いまや社会問題といえるほどに発展した『アメフトの膝つき問題』。ナイキの新広告によって再燃した論争は過熱する一方で、しばらくはおさまることはなさそうです。
そしていよいよ始まるNFLシーズン。新しいルールができたことによって、国歌斉唱の時に選手たちがどのような行動に出るのか、注目が集まっています。
[文・構成/grape編集部]