険しい雪山を登ろうとするクマの親子 しかし子グマが転落してしまい…
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大自然の中で生きる野生動物たちは時に、私たち人間にたくさんのことを教えてくれるものです。
ロシアの雪山でドローンによって撮影されたクマの親子。急斜面の崖を登ろうとしています。
数回足を滑らせながらも、まずは体力のある母グマが崖の上に到達。登る途中で母グマは何度も子グマのほうを心配そうに振り返ります。
子グマもお母さんの後をついて必死に登ろうとしますが…。
何度も滑り落ちながらも決して諦めず、母親のところへ行こうとする子グマの根性は、私たちに諦めないことの大切さを教えてくれるようです。
また何とか助けてあげたいと思いながら、子グマを信じて待っている母グマの思いにも感動させられます。
この動画は公開から約2週間で180万回以上視聴されており、850件を超えるコメントがついています。
「健気な子グマの姿に感動した」という意見もありますが、多くは「ドローンがクマの親子を怖がらせたために、子グマを危険にさらした」という非難の内容です。
海外メディア『NATIONAL GEOGRAPHIC』はこの動画について、『ドローンが近づきすぎたために母グマがドローンを手で振り払うようなしぐさをし、そのせいで子グマが転落してしまったのではないか』と説明しています。
動画を撮影していた人物は、「ドローンにはズーム機能がついているためクマに接近していない」とコメントしているそう。しかし、専門家は首をひねっているということです。
私たちは撮影された映像を通して、実際にはなかなか見ることができない野生動物の貴重な姿を見ることができます。また野生動物たちを守るために彼らの生態を知ることも重要でしょう。
近年はドローンで野生動物の撮影をすることが増えているといいます。動物たちの世界に踏み込む場合、まず彼らの生活を脅かさないということが最優先されるべきなのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]