We are excited to announce a new @SesameCommunity initiative to support foster children, foster parents, & providers who serve foster families. With the help of Karli, a Muppet in foster care, these resources aim to reassure children & help them feel safe. https://t.co/Vtpl1rOh1gpic.twitter.com/jwrt3VovfG
アメリカの公共放送『PBS』で放送されている子ども向け教育番組『セサミストリート』。エルモやクッキーモンスターなど、ユニークなキャラクターたちによって展開する物語は、2019年5月現在、世界150の国と地域で放送されています。
その『セサミストリート』に新たなキャラクターが登場しました。
名前は『カーリ』。黄色い髪の女の子で、里子として『いまだけの親』に育てられているという設定です。
初めての『里子』のキャラクター
あるエピソードではエルモがカーリの家にやってきてピザパーティーを楽しみます。そこでエルモは彼女が『いまだけの両親』と暮らしていることを知ります。
不思議に思ったエルモはカーリの『いまだけの母親』であるダリアに尋ねます。
エルモ:
「ダリアさん、『いまだけの両親』ってどういう意味?」
ダリア:
「時に母親や父親は子育てをするのに助けが必要なことがあるのよ。カーリのお母さんはいま大変な時なの。私たちは彼女のフォスターペアレンツなの。
私たちはカーリのお母さんがまた彼女と暮らせるようになるまで、カーリを保護してあげるの」
エルモ:
「カーリのママはいつ戻ってくるの?」
ダリア:
「私たちも分からないわ。でも分かっていることは、カーリはいまは私たちと一緒にいるということ。私たちは彼女にここにいてもらいたいの」
海外メディア『CNN』によると、カーリのキャラクターは、里親たちには預かる子どもにとって安定した環境と帰属意識の大切さを、また子どもたちには里親がどんな制度かを教える狙いがあるといいます。
5月はアメリカでは里親月間。アメリカ保険福祉省児童局によると、アメリカ国内では現在44万人の青少年が、家庭の事情により里親のもとで暮らしているということです。
カーリの登場によって多くの子どもたちが、里子として生活する子どもたちへの理解と思いやりの気持ちを持てるようになれたらいいですね。
[文・構成/grape編集部]