「いままでありがとう」 大好きな人に最後のお別れをする犬に涙があふれる
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もう2度と帰宅しない主人の帰りを、渋谷駅でずっと待ち続けたことで知られる『忠犬ハチ公』。
そんな『ハチ』のような犬が、フィリピンで多くの人の涙を誘っています。
犬の名前は『ブーボーイ』。フィリピンのパンパンガ州にあるマバラカット・シティ大学に住み付いている野良犬です。
ブーボーイには大好きな人がいます。それはこの大学で教えているカルメリート・マルセロ教授。ウェブメディア『The Dodo』によると、マルセロ教授はこの4年間ほど、ブーボーイの世話をしていました。
同僚のクリスティーナ・デマフェリックスさんによると、ブーボーイはマルセロ教授の行く先々に付いて回っていたのだそう。朝は校門で教授を出迎え、教室を移動する際にはついて行き、一緒に昼食を食べて、教授が学校を出る時は校門で見送っていたといいます。
マルセロ教授は授業がない日でも大学にやって来て、ブーボーイにご飯をあげていたのだとか。彼らはまさに家族同然でした。
大好きな教授を待ち続ける犬
しかしマルセロ教授は突然、大学に来なくなります。体調を崩して入院してしまったのです。
そして数週間の入院後、彼は心臓発作により帰らぬ人となりました。
マルセロ教授が大学に来なくなってから、ブーボーイは毎日彼のことを待ち続けていたといいいます。教室の前でマルセロ教授が出てくることを期待して待っているブーボーイの姿は多くの人の涙を誘いました。
そんなブーボーイの姿を見たクリスティーナさんは、かわいそうでたまらなくなったのだとか。
ブーボーイは教授がもう学校に来ないことを知らない。何が起きたのかを教えてあげないと。
そう思ったクリスティーナさんは、彼をマルセロ教授の葬儀に出席させることにしたのです。
ブーボーイは棺の中で眠るマルセロ教授の顔をじっと見つめていたといいます。
教授はもう2度となでてくれることも、一緒にごはんを食べてくれることもない…きっとブーボーイは何が起きたのかを理解したのでしょう。
彼はその後もずっと棺のそばに座り、出棺の時も棺から離れたがらなかったそうです。
別れはつらいものです。でもマルセロ教授と最後にきちんとお別れができたことは、ブーボーイにとって大事なことだったはず。
今後は彼は大学のスタッフらが世話をしていくということです。
クリスティーナさんのFacebookには、その後の元気そうなブーボーイの写真が投稿されています。
大好きな教授との思い出が残る大学で、ブーボーイはいまもスタッフの人たちに可愛がられています。
教授もきっとそんなブーボーイの姿を空の上から眺めて、安心していることでしょう。
[文・構成/grape編集部]