日本人が書いた間違いだらけの英文の手紙に多くの人が感動 理由に癒される
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
海外の掲示板『Reddit』に投稿された1枚の手紙の写真が、多くの人を感動させています。
その手紙はアメリカに住んでいた投稿者さんが夫の仕事で日本に転居して来た時に、隣に住む日本人男性から受け取ったものです。
(私は英語が話せません)
プレゼントをありがとう。
私の名前はやましたひろしです。52歳です。
離婚して、1人で暮らしています。
トイレットペーパーがたくさんあるので、よかったら使ってください。
海軍のかたですか? はい・いいえ
ぜひあなたのお子さんの名前を教えてください。
『フレンド・オペレーション』をどうもありがとう。
投稿者さんは家族でビールやチョコレートを持って、この男性の家に引っ越しの挨拶に行きました。
すると数時間後、今度は男性が彼女たちの家を訪れ、手紙とトイレットペーパー1パック、それに投稿者さんの娘のためにいくつかのぬいぐるみを持ってきてくれたのだそう。
きっとこの男性は投稿者さんたちが挨拶にやってきた時、英語が話せないためにうまくコミュニケーションが取れなかったのでしょう。
そのため、辞書を片手に伝えたいことを手紙に書いて、届けたのではないでしょうか。
きれいな文字で書かれた英文は文法が間違っている部分もあります。しかし、男性が投稿者さんたちと親しくなりたいという気持ちは十分に伝わってきます。
この投稿を見た人たちからは、たくさんの好意的なコメントが寄せられています。
・『フレンド・オペレーション』は『トモダチ作戦(オペレーション・トモダチ)』のことだね。2011年の津波の時に、アメリカ海軍が支援をしたことを意味しているんだ。僕はこの任務に参加していた。翌年、日本の人たちは何度も感謝の式典を催してくれたよ。
・これからは友達を作りたい時、『フレンド・オペレーション』と呼ぶことにするわ。
・とても素敵な男性ね。この人と友達になるべきよ。
・日本の文化に溶け込むためのいくつかのゴールデンルール:すべてを申し出て、一切見返りを求めないこと。決して憶測で決めつけないこと。そしていつでも「お願いします」で始めて、「ありがとう」で終わること。リスペクトがすべてよ!お辞儀を忘れないでね。
また「日本では引っ越してきた人にトイレットペーパーをプレゼントするのが一般的なの?」という質問に対し投稿者さんは、「そうだと思うわ。生活必需品はギフトとして人気があるし。ソープなどもよく贈られるって聞いたわ」と答えています。
投稿者さんは「私たちはこの通りに住む人たち全員にビールとチョコレートを持って挨拶に行ったの。でもこんなに親切なお返しをしてくれる人がいるなんて期待していなかった」と感激の気持ちをコメントしています。
慣れない英語で自己紹介をし、異国の地に越してきたアメリカ人家族を温かく歓迎した『やましたさん』。
人と人が心を通わせるのに言葉よりもっと大事なのは、『伝えたいという気持ち』なのでしょう。
投稿者さん家族と『やましたさん』の友情がこれからも長く続いていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]