拾ったバッグを持ち主に届けた青年 驚きの『謝礼』を受け取ることに!
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父「はい、撮るよー」 完成した家族写真に「どうしてそうなった」「1周回って好き」父がカメラマン役になった家族写真。その出来に娘が驚愕したワケは?
『日本語なのに読めない』貼り紙 内容が?「もはや外国語」「なんて?」旅行中に立ち寄った温泉。貼り紙の内容に首を傾げた理由が?
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アメリカのカリフォルニア州チュラビスタに住む17歳のエイドリアン・ロドリゲスくんは、スーパーマーケットの駐車場で女性用のハンドバッグを見つけました。
バッグはショッピングカートの上にあったため、買い物をした女性がうっかり置き忘れてしまったのだと思われます。
周りに持ち主らしき人はおらず、彼がバッグの中身を確認すると、財布などの貴重品が入っていたのです。
海外メディア『NBC SAN DIEGO』によると、エイドリアンくんは財布の中に入っていた運転免許証に書かれていた住所まで、バッグを届けに行ったそうです。
バッグの持ち主はエリアンナ・マーティンさんという女性でしたが、彼女はもうそこには住んでおらず、免許証の住所変更をしていなかったのだとか。
その住所には、以前にエリアンナさんのルームメイトだったメリナ・マルケスさんが住んでいたのですが、エイドリアンくんが訪ねた時は不在でした。
そこで、彼は家にいたメリナさんの叔母さんに事情を話して、バッグを預けて帰りました。
親切な青年にお礼がしたい!
その後、帰宅したメリナさんは玄関のドアベルの映像を確認し、エイドリアンくんの姿を見てびっくりしたそう。
「こんな若い子が届けてくれたの?彼を探し出してお礼がしたい!」
そう思ったメリナさんは、ドアベルに映ったエイドリアンくんの写真をFacebookに投稿。
すると、たちまち拡散され、すぐに彼の名前などが分かったのです。
後日、メリナさんとエリアンナさんはエイドリアンくんに会って、お礼を伝えることができました。
それだけではありません。彼女たちはエイドリアンくんにもっと大きな謝礼をするために、寄付金サイトで協力を呼びかけます。
すると、目標金額の1000ドルをはるかに上回る、1万7000ドル(約302万円)が集まったのです。
自分の行いに対して、多くの寄付金が寄せられていることを知ったエイドリアンくんは『NBC SAN DIEGO』に次のように語っています。
この出来事を報じた『ABC 10 News』の動画には、「なんて正直な若者だ」「ニュースに値する珍しい出来事」「彼の両親は誇らしいだろうね」などの声が上がっています。
落とし物を拾ったら交番へ届けることが常識とされる日本と違い、アメリカでは落としたものが見つかる可能性はかなり低いといわれます。
財布や貴重品である場合、まず戻ってこないと思ったほうがいいでしょう。
それだけに、エイドリアンくんの行いはテレビのニュース番組で取り上げられるほど珍しいことなのです。
正直で親切なエイドリアンくんは、『いい行いをすれば、いい報いがある』ということを証明してくれましたね。
[文・構成/grape編集部]