自衛隊員に寄せられる『批判』に憤りの声 元自衛官が明かす
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- 出典
- 虎ノ門ニュース
2019年10月17日に配信された、報道番組『虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)。
この日、コメンテーターとして出演していた、元自衛官で現在は参議院議員の佐藤まさひささんの発言が、ネット上で話題になっています。
佐藤まさひさ「自衛隊もスーパーマンじゃない」
番組では、台風19号の被害状況について放送。佐藤さんは、元自衛官という立場から自衛隊の災害派遣について意見を述べていました。
その中で「自衛隊員もスーパーマンじゃない」と切り出し、自衛隊員が置かれている状況を明かしています。
これには、ほかの出演者も言葉を失ってしまった様子。台風19号では、防衛省がコンビニと調整し、トイレを貸してもらう契約をしたといいます。
その後、状況改善に向けた対応がとられたものの、なぜ西日本豪雨の際はそんなにも過酷な状況を強いられてしまったのでしょうか。佐藤さんはこうも続けます。
佐藤さんの発言を聞き、この日の放送に出演していたジャーナリストの有本香さんは「その地域の人たちは、ちゃんと理解している」とした上で、批判的な声を上げているのは少数派であることを指摘。
続けて、「少数派が、写真を撮ってSNSにあげたりするのが問題」と憤りの声を上げています。
また、スタジオ内からは「休むことにまで異常に神経を使っていては、どこで休めばいいんだ」という指摘も。
放送後、佐藤さんの告白はネット上で拡散され、自衛隊員に同情する声が多く寄せられています。
・命がけで災害救助してくれている自衛隊員に、「トイレに行くな」なんていえるのは狂気でしかない。
・自分たちを助けてくれる人たちに、もっと礼儀と感謝を持とうよ。
・もっと堂々と休憩をとってほしい。
・有本さんのいうとおり、わざわざネット上で批判する人は少数派。気にしないでほしい。
佐藤さんのいうようにスーパーマンのように見える自衛隊員であっても、私たちと同じ人間。休憩をとらずに過酷な任務は続けられませんし、生理現象もあって当然です。
被災地での働きを見るかぎり感謝されこそすれ、批判される理由がどこにあるのでしょう。『過度なクレーム』を血眼になって探すようなことは、もうやめませんか。
[文・構成/grape編集部]