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平泉成は名作『おしん』にも出演! 若い頃に改名した理由とは?

By - grape編集部  公開:  更新:

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平泉成

2019年で芸歴55年を迎えるベテランの俳優の平泉成(ひらいずみせい)さん。

高い演技力と独特の声が持ち味で、ドラマや映画に欠かせない人物としてさまざまな作品に抜擢されています。

ここでは、平泉成さんが出演していた連続テレビ小説『おしん』(NHK)や、改名していた過去、趣味のケーナづくりについてなど、さまざまな情報をご紹介します。

平泉成出演の『おしん』が再び話題に!

平泉成さんは1964年に『大映京都第4期ニューフェイス』に選ばれたことがきっかけで、芸能界入り。デビュー以降はさまざまな作品に出演しています。

1983年には連続テレビ小説『おしん』(NHK)にも出演していました。

『おしん』は、明治34年、山形の寒村で生まれた主人公・谷村しん(通称:おしん)が、家が貧しかったため、父親に命じられ7歳で奉公に行くところから物語が始まります。

奉公に出る日、雪が降る中、川でいかだに乗って故郷を離れるおしんを、父親が追いかけ泣き崩れるシーンは視聴者の涙を誘いました。

1人の女性が、自分の生き方・家族のあり方を模索する一生を描いた『おしん』は、「朝ドラの最高傑作」と語り継がれているドラマで、平均視聴率52・6%・最高視聴率62・9%を叩き出した名作となりました。

当時まだ無名だった平泉成さんは、おしんの最初の奉公先である中川材木店の主人・中川軍次役を演じています。当時39歳だった平泉成さんは、がっしりとした体型と男らしい顔立ちが特徴的でした。

『おしん』は放送終了から30年以上経ちますが、2019年4月1日からBSプレミアムで再放送がスタート。すると、たちまち『おしん』をリアルタイムで見たことがなかった世代の間で話題となり、2019年に再び『おしん』ブームが沸き起こりました。

平泉成は若い頃改名していた? 『元号』が変わることへの寂しさも吐露

平泉成さんは、もともとは『平泉征』の名前で活動していました。

2015年2月7日放送のトーク番組『土曜スタジオパーク』(NHK)に出演した平泉成さんは、改名の理由や経緯について明かしています。

改名のきっかけは、元号が『平成』に変わる1年ほど前。友人に誘われ、占い師のもとをたずねたことでした。

占い師からは、芸名の『征』の字が悪く、病気になってしまう漢字であることから、『成』への変更をすすめられたそうです。

占い師の助言に半信半疑だった平泉成さんですが『征服』よりも『平らな泉に成る』の方が穏やかだと感じ、占い師の助言から1週間ほどで改名。

その後、元号が『平成』に決まると、平泉成さんは徐々に周りから認められるようになり、多数のドラマ・映画に抜擢される俳優となったのです。

元号の2文字が芸名に入っていることから、親しいスタッフから「平成さん」と呼ばれるなど『平成』に縁があり愛着を持っていた平泉成さん。2019年5月1日に元号が『令和』に変わると、愛着のある『平成』の終焉に自分の時代が終わることのさびしさを感じたようです。

平泉成は楽器『ケーナ』作りの名人? 大のバラ好きいう一面も

平泉成さんは自身の公式プロフィールに『特技:ケーナ製作』と記載するほど、ケーナの製作を趣味にしています。

南米の民族楽器で縦笛のことを指すケーナ。『yomiDr.(ヨミドクター)』によると、ケーナとの出会いは平泉成さんが40代の半ば頃、横浜の中華街で見つけたことでした。

竹で作られたケーナを見た平泉成さんは、「自分でも作れる」と確信し、ケーナ作りにのめり込みます。

今までに作った本数は1000本以上におよび、ケーナ奏者で俳優の田中健(たなかけん)さんが使用するケーナも手がけてきました。

平泉成さんの趣味はケーナづくりだけではありません。ほかにも、ガーデニングを趣味としています。

家の庭でバラを栽培したり、店舗に出向いてバラの栽培方法を教えてもらったりして、精力的にバラを育てているそうです。

俳優として忙しい日々を送っている平泉成さん。素敵な趣味や特技でも人生を充実させていますね。

平泉成のものまねをする芸能人多発! 決めゼリフは「母さん」?

平泉成さんは渋くハスキーな声が特徴の俳優で、多くの芸能人がその声とセリフを真似しています。

特によく聞く「母さん」というセリフは、かつて平泉成さんが出演していた保険会社『メットライフ アリコ』のCMがもとになっています。

平泉成さんが家の中で「母さん」と何度もいいながら妻を探すシーンは、視聴者の印象に鮮明に残り、モノマネされるようになりました。

平泉成さんのモノマネを披露したことがある芸能人は、岡村隆史(おかむらたかし)さん、小堺一機(こさかいかずき)さんなどバラエティ番組で活躍している芸能人が多いです。

さらに、東幹久(あずまみきひさ)さん、亀梨和也(かめなしかずや)さん、木村拓哉(きむらたくや)さん、福山雅治(ふくやままさはる)さんなど、アイドルや俳優として活躍している人からも親しみを込めてモノマネされています。

また、俳優の瀬戸康史(せとこうじ)さんも2018年に公開された映画『寝ても覚めても』の舞台挨拶で、共演者にモノマネを振られ、平泉成さんの声マネで会場の笑いを誘ったことが話題になりました。

平泉成が自身の郷土で行われた『家康行列』に特別出演!

平泉成さんの出身は愛知県です。2019年4月7日には、愛知県岡崎市で行われた桜まつりでのイベント『家康行列』に酒井忠次役で出演しました。

『家康行列』とは、三河武士団や姫に扮した総勢700人以上の人々が岡崎市内を練り歩くイベントで、豪華絢爛な時代絵巻を表現しています。

『家康行列』は、徳川四天王の1人とされた本多忠勝を祀る龍城神社の祭典で、戦後に一時中断したものの、1959年に岡崎城の復元とともに開催されるようになりました。

クライマックスには模擬合戦も行われるなど、岡崎市の大人気イベントです。

平泉成さんが演じた酒井忠次は、本多忠勝と同じく徳川四天王の筆頭とされる人物です。2019年4月7日に『家康行列』に参加する平泉成さんを生で見た人も、喜びの声をあげていました。

・岡崎城下をめぐる徳川軍のしんがりは重臣の酒井忠次隊だったが、なんと平泉成さんが忠次に扮して意気揚々と駒をすすめてきたので、集まった領民たちは大喜びだった。

・グレート家康公『葵』武将隊の徳川家康公&酒井忠次コンビによる掛け合いも相変わらず面白く、観客を和ませてました。

・観客にも気軽に声掛けしている姿に優しい人柄を感じました。渋くて本当に素敵!家康行列なのにトリが酒井忠次というのはちょっと面白かった。

平泉成の現在・これから

平泉成さんは2019年1月からスタートした大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)で大隈重信役を演じています。

また、同年4~6月にかけて放送されたドラマ『スパイラル~町工場の奇跡~』(テレビ東京系)にも出演。さらに、同年7~9月にかけて放送されたドラマ『Heaven?~ご苦楽レストラン~』(TBS系)の第8話にも登場しました。

俳優としての実績も多く、高い演技力でドラマに欠かせない存在になっている平泉成さん。これからの活躍も期待しています。

平泉成 プロフィール

生年月日:1944年6月2日
出身地:愛知県
血液型:O型
身長:174cm
所属事務所:グリーンランド

1964年の大映京都大撮影所の『第4期ニューフェイス』に選ばれ、俳優の道に進む。伝説的なドラマである1983年の連続テレビ小説『おしん』(NHK)に出演していた経歴も。主役を目指さず、脇役を目指したことが転機となり、その後、数々のドラマ・映画に抜擢され、名脇役としての地位を確立する。渋くハスキーな声を活かして番組のナレーションも担当。2019年には大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(NHK)に出演するなど、現在もドラマや映画に欠かせない俳優として活躍中。


[文・構成/grape編集部]

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出典
@heaven_tbsグリーンランド

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