難病の息子の看病に奮闘する母親 励ましたのは出会ったばかりの女性だった
公開: 更新:
道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
アメリカ・カンザス州に住むニッキー・アイハスさんは2019年9月に息子のジョン・ヘンリーくんを出産しました。この世に誕生した我が子との対面に感動したのもつかの間、ニッキーさんはつらい事実を知ることになります。
ジョン・ヘンリーくんが『先天性横隔膜ヘルニア』という命に関わる難病であることが分かったのです。
海外メディア『CBS NEWS』によると、ジョン・ヘンリーくんはこの病気の専門医がいるフロリダ州の病院で治療をすることになります。
こうしてカンザス州から遠く離れたフロリダ州で息子の回復を祈る日々を送ることになったニッキーさんは、息子の洋服を買い足しに行くことに。
彼女は病院からベビー服を売っている店まで移動するため、配車サービス『UBER(ウーバー)』を呼びます。彼女を迎えに来たのはベリンダさんという女性ドライバーでした。
見知らぬ土地で奮闘する母親の話を聞いた運転手は
移動する間、ニッキーさんはさまざまな感情がこみ上げてきて、ベリンダさんに息子の病気のことを話し始めたのだそう。涙を流しながらつらい状況について語るニッキーさんに、ベリンダさんも彼女の気持ちがよく分かったといいます。
店に到着すると、ベリンダさんは車を降りて「私も買い物に付き合うわ」といい、数時間かけて一緒にショッピングをしたのだとか。
見知らぬ土地で友達もいないニッキーさんにとって、この時間はいい気分転換になったはず。するとさらにベリンダさんはこんな申し出をします。
「あなたの息子さんの服を買ってあげたいの」
こうして彼女はジョン・ヘンリーくんの洋服を30着も買ってあげたのです。
出会ったばかりのベリンダさんの好意に、ニッキーさんは「本当ですか?」と驚きながらも、感謝して受け取ったといいます。
またベリンダさんは病院にジョン・ヘンリーくんのお見舞いにも訪れたということです。
家族も友人もいない見知らぬ土地で難病の息子を看病する彼女にとって、出会ったばかりのベリンダさんの優しさは言葉にならないくらい嬉しかったことでしょう。
新しくできたベリンダさんという友達の支えによって、ニッキーさんとジョン・ヘンリーくんがこの困難を乗り越えることができるといいですね。
[文・構成/grape編集部]