南の低い空に見える星『カノープス』、見ると寿命が延びる? 2月の観察日は…
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※写真はイメージ

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- 出典
- 国立天文台(NAOJ)
流れ星を見たら「星が流れている間に願いごとをいうと叶う」と多くの人が子供の頃にいわれたことでしょう。
では、「見ると寿命が延びる」といわれている星を知っているでしょうか。
そのような伝説のある星が、『カノープス』と呼ばれるもの。
全天で2番目に明るい星ですが、日本では見つけにくい星の1つでもあります。
2月のチャンスは3回!
国立天文台によると、カノープスは中国で「南極老人星(なんきょくろうじんせい)」と呼ばれており寿命が延びるいい伝えがあるとのこと。
2月は、カノープスが夜の早い時間に南の空に見えるため、絶好のチャンスです。
見やすくなるのは2月1日、11日、21日の3日間。
それぞれ、カノープスが最も高い位置にきて観察できる主な地点と時刻は以下の通りです。
主な地点でのカノープスの時刻
【2月1日】
福島 21時18分
東京 21時21分
京都 21時37分
福岡 21時58分
那覇 22時9分
【2月11日】
福島 20時39分
東京 20時41分
京都 20時57分
福岡 21時19分
那覇 21時30分
【2月21日】
福島 20時50分
東京 20時39分
京都 20時18分
福岡 20時2分
那覇 19時59分
南の地域ほど星の高度が高いため、よく見えるでしょう。
東京や福島では、高度が低いため開けた場所でないと観察するのは難しいかもしれません。また、若干暗く赤みがかかった色に見えます。
残念ながら、福島県の北端よりも北の地域では見ることができません。
その日の天候や場所の条件が合えば見ることのできるカノープス。
もし見つけることができれば、寿命が延びるかもしれませんね!
[文・構成/grape編集部]