過去4回も里親に拒絶された車いすの保護犬 「完璧な」家族が出来た
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飼い主に説得される犬 「そろそろ歩こうか」と言われたワケに「笑った」「意志が固い」「お断りだワン」の意思が強すぎる!柴犬の『拒否柴』姿がかわいすぎると話題。散歩は休憩の繰り返し、動かない愛犬を説得する飼い主の奮闘エピソードです。

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アメリカ・ジョージア州に暮らすダレル・ライダーさんはある日、地元の動物保護団体のFacebookで1匹の犬の写真に目を留めました。
犬の名前は『バンディット』。ダレルさんと妻のスーさんはすでに犬を飼っていますが、バンディットを見てとても興味が湧いたといいます。
何度も拒絶された保護犬がついに出会った「完璧な」里親
バンディットはとても従順で、保護施設の人気者でした。後ろ脚にマヒがあるため車いすが必須ですが、おもちゃで遊ぶのが大好きな元気いっぱいの犬だといいます。
海外メディア『The Dodo』によると、2014年にこの施設にやってきて以来、バンディットは4回里親が決まりましたが、いずれもその後に返されてしまったのだそう。
理由は「車いすの犬の世話が大変だから」というものでした。
施設のスタッフは「バンディットは一生ここで暮らすことになるのではないか」と思っていたといいます。
そんな彼を引き取りたいと思ったダレルさんには、特別な理由がありました。実は彼自身も車いすの利用者なのです。
ダレルさん夫妻はよく考えた後、施設のスタッフとも話し合い、バンディットを正式に引き取ることを決意。
こうしてついにバンディットに家族ができました。
ダレルさんはバンディットを家族に迎えることを決めた理由を『The Dodo』に語っています。
そう感じているのはダレルさん夫妻だけではないようです。
バンディットは6年間も過ごした保護施設からダレルさんの家に引っ越した後、すんなりと新しい家族との生活になじめたそうです。
車いすが理由で4回も拒絶されたバンディット。彼にとってダレルさんほど完璧な里親はいないでしょう。
これまでなかなか里親が決まらなかったのは、ベストなタイミングでダレルさんに出会うためだったのかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]