「今横浜に停泊している船だけど…」 外来に来た患者のひと言に、ハッとする By - grape編集部 公開:2020-02-21 更新:2020-02-21 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) Share Post LINE はてな コメント 2020年2月、大型クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の集団感染が発生しました。 『ダイアモンド・プリンセス号』は2月1日に香港で下船した乗客の感染が確認されたことで、3日から横浜港に停泊。 乗客の検疫や隔離が行われてきましたが、船内での感染者は日に日に拡大し、厚労省の19日までの発表では、延べ3011人の検査で621人の感染者が見つかりました。 ある患者の言葉 世界中がこのニュースを注目する中、医師のinguinal(@ing_tapp)さんはある患者の言葉をTwitterに投稿。その内容が反響を呼んでいます。 外来の患者さんが唐突に「今横浜に停泊してるダイヤモンド・プリンセス号、俺造船した1人なんだよ。長崎でね。でっかくってきれいでプールがいっぱいあって。今の状況、船がかわいそうで。船は悪くないんだよ。早くたくさんの人乗せて海に出たいはずだよ。」と涙ぐんでた。— inguinal_TAPP (@ing_tapp) 2020年2月18日 『ダイヤモンド・プリンセス号』に関する報道を悲しみ、涙ぐんでいたという男性。 投稿者さんは男性の言葉から『造船に携わった人たち』の気持ちを知って、ハッとしたそうです。 『ダイヤモンド・プリンセス号』は2004年に、三菱重工業の長崎造船所で建造されたクルーズ船。船の引き渡し式では、造船に関わった人をはじめ、多くの人たちがその出航を見守ったといいます。 ネット上では、この船のことを知る人たちから多数のコメントが寄せられました。 ・船が生まれた長崎出身です。旅立つ時は感極まる三菱工員もいましたし、今も長崎港に入港すると「おかえりなさい」の横断幕で出迎えます。長崎の人にとって特別な船です。 ・思い入れのある人は多いです。私も引き渡し前の見学会にも行きました。長崎港を出て行く時には携わった人の涙も多々見られました。 ・ダイヤモンドプリンセス号が長崎港を出発する前夜に、客室の灯りで『ありがとう』と灯文字を照らしていました。美しい船です。これからも活躍してほしい。 ・どうか船のことを悪く思わないでほしいし、これからの航海にも影響が出ないことを祈ります。 今回、不運に見舞われてしまった『ダイヤモンド・プリンセス号』ですが、この船を愛し、その行く末を心配している人たちもいます。 事態が収拾することで、再びこの船が人々に素敵な思い出をもたらす日が来ることを願ってやみません。 [文・構成/grape編集部] 元プロ野球選手 清原和博容疑者、逮捕される ファンは動揺…2016年2月2日、元プロ野球選手の清原和博容疑者が、覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されました 「嬉しい報告があります!」長友佑都が妻・愛梨の妊娠を発表2017年9月2日、長友佑都さんがブログを更新。妻・愛梨さんが第一子を妊娠したことを発表しました。 出典 @ing_tapp Share Post LINE はてな コメント
2020年2月、大型クルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス号』で、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の集団感染が発生しました。
『ダイアモンド・プリンセス号』は2月1日に香港で下船した乗客の感染が確認されたことで、3日から横浜港に停泊。
乗客の検疫や隔離が行われてきましたが、船内での感染者は日に日に拡大し、厚労省の19日までの発表では、延べ3011人の検査で621人の感染者が見つかりました。
ある患者の言葉
世界中がこのニュースを注目する中、医師のinguinal(@ing_tapp)さんはある患者の言葉をTwitterに投稿。その内容が反響を呼んでいます。
『ダイヤモンド・プリンセス号』に関する報道を悲しみ、涙ぐんでいたという男性。
投稿者さんは男性の言葉から『造船に携わった人たち』の気持ちを知って、ハッとしたそうです。
『ダイヤモンド・プリンセス号』は2004年に、三菱重工業の長崎造船所で建造されたクルーズ船。船の引き渡し式では、造船に関わった人をはじめ、多くの人たちがその出航を見守ったといいます。
ネット上では、この船のことを知る人たちから多数のコメントが寄せられました。
・船が生まれた長崎出身です。旅立つ時は感極まる三菱工員もいましたし、今も長崎港に入港すると「おかえりなさい」の横断幕で出迎えます。長崎の人にとって特別な船です。
・思い入れのある人は多いです。私も引き渡し前の見学会にも行きました。長崎港を出て行く時には携わった人の涙も多々見られました。
・ダイヤモンドプリンセス号が長崎港を出発する前夜に、客室の灯りで『ありがとう』と灯文字を照らしていました。美しい船です。これからも活躍してほしい。
・どうか船のことを悪く思わないでほしいし、これからの航海にも影響が出ないことを祈ります。
今回、不運に見舞われてしまった『ダイヤモンド・プリンセス号』ですが、この船を愛し、その行く末を心配している人たちもいます。
事態が収拾することで、再びこの船が人々に素敵な思い出をもたらす日が来ることを願ってやみません。
[文・構成/grape編集部]