コロナウイルスの影響で動物保護施設から動物たちが消えた? 理由に歓喜の声 By - grape編集部 公開:2020-04-22 更新:2020-04-22 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)犬 Share Post LINE はてな コメント 出典:City of San Antonio Animal Care Services 2020年3月31日、アメリカ・テキサス州にある動物保護施設『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』のFacebookに投稿された写真に歓喜の声が上がっています。 一般的に動物保護施設のSNSには里親を募集している動物たちの写真などが紹介されていますが、この日に投稿された写真には動物は1匹も写っていません。 その写真がこちらです。 We are ending the month STRONG 💪 thanks to YOU! Over 600 Pets were adopted this month, 900+ left with a local Rescue…Posted by City of San Antonio Animal Care Services on Tuesday, March 31, 2020 すべてのドアが開け放たれた、空っぽのシェルター。 実はここで暮らしていた保護動物たちは全員、里親が決まってシェルターを出て行ったのです。 外出自粛によってペットを飼う人が急増 アメリカでは3月13日にトランプ大統領が新型コロナウイルス感染症対策として国家非常事態宣言を出しました。 この影響で保護動物たちの世話に支障が出ることを懸念した『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』は市民に向けて、「動物たちの里親、または一時的な世話をするフォスターになってほしい」と切実に呼びかけました。 海外メディア『The Dodo』によると、この施設では年間約3万匹の動物たちを預かっているのだそう。 もし動物たちの引き取り手が見つからない状態が続いた場合、シェルターがパンクしてしまう恐れがあるのです。 すると事情を知った市民が続々とシェルターにやってきたのだとか。そして3月末までになんと600匹以上の動物たちに里親が決まったのです! また118匹がフォスターファミリーに引き取られ、約900匹が地元の動物保護グループに預けられることになったといいます。 Posted by City of San Antonio Animal Care Services on Thursday, April 2, 2020 Rosie was only at ACS for 4 days and now she's in a foster home! We have had so many people step up to foster, we are up…Posted by City of San Antonio Animal Care Services on Saturday, April 11, 2020 UPDATE FROM (new name) OAKLEY'S DAD: "Oakley is adjusting well to his new permanent life with our family, and has…Posted by City of San Antonio Animal Care Services on Wednesday, April 8, 2020 Charley was picked up by our Animal Care Officers in March after being abandoned. He was found alone, with no one to…Posted by City of San Antonio Animal Care Services on Wednesday, April 15, 2020 『Los Angeles Times』によると、アメリカでは外出自粛で人々がテレワークをするようになったことで、この機会にペットを飼い始める人が増えているといいます。 理由は家にいる時間が長くなるため世話をしやすいことや、癒しを求めている人が多いのだとか。 『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』では4月に入ってからも、400匹以上の動物たちに里親が決まっているそうです。 世界には家族を必要としている動物がたくさんいます。この機会に1匹でも多くの保護動物たちに優しい家族ができるといいですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 City of San Antonio Animal Care Services/The Dodo/Los Angeles Times Share Post LINE はてな コメント
2020年3月31日、アメリカ・テキサス州にある動物保護施設『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』のFacebookに投稿された写真に歓喜の声が上がっています。
一般的に動物保護施設のSNSには里親を募集している動物たちの写真などが紹介されていますが、この日に投稿された写真には動物は1匹も写っていません。
その写真がこちらです。
すべてのドアが開け放たれた、空っぽのシェルター。
実はここで暮らしていた保護動物たちは全員、里親が決まってシェルターを出て行ったのです。
外出自粛によってペットを飼う人が急増
アメリカでは3月13日にトランプ大統領が新型コロナウイルス感染症対策として国家非常事態宣言を出しました。
この影響で保護動物たちの世話に支障が出ることを懸念した『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』は市民に向けて、「動物たちの里親、または一時的な世話をするフォスターになってほしい」と切実に呼びかけました。
海外メディア『The Dodo』によると、この施設では年間約3万匹の動物たちを預かっているのだそう。
もし動物たちの引き取り手が見つからない状態が続いた場合、シェルターがパンクしてしまう恐れがあるのです。
すると事情を知った市民が続々とシェルターにやってきたのだとか。そして3月末までになんと600匹以上の動物たちに里親が決まったのです!
また118匹がフォスターファミリーに引き取られ、約900匹が地元の動物保護グループに預けられることになったといいます。
『Los Angeles Times』によると、アメリカでは外出自粛で人々がテレワークをするようになったことで、この機会にペットを飼い始める人が増えているといいます。
理由は家にいる時間が長くなるため世話をしやすいことや、癒しを求めている人が多いのだとか。
『サン・アントニオ市アニマルケアサービス』では4月に入ってからも、400匹以上の動物たちに里親が決まっているそうです。
世界には家族を必要としている動物がたくさんいます。この機会に1匹でも多くの保護動物たちに優しい家族ができるといいですね。
[文・構成/grape編集部]