寄り添って眠る2匹の犬 写真に号泣する人が続出した理由は…「悲しすぎる」
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アメリカのミズーリ州にある動物保護団体『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』。
この施設のスタッフであるドンナさんは、ハイウェイで渋滞に出くわしました。
そこには車にはねられた犬がいて、多くの人が取り囲んでいたのです。
はねられたオス犬は大ケガをしていて、そばでメス犬が助けを求めるように必死で吠えていました。
ドンナさんは2匹とも車に乗せて、急いで病院へ直行。
オス犬はソウル、メス犬はハートと名付けられます。ハートは車内でもずっと心配そうにソウルを見つめていました。
病院に着いてからも、ハートは横たわるソウルに顔をすり寄せて離れようとしません。
レントゲン検査の結果、ソウルの背骨が折れていることが判明。残念なことに、手の施しようがない状態でした。
スタッフはハートに、ソウルと最後のお別れをする時間をあげることにします。
するとハートはソウルにぴったりと寄り添い、そのまま眠ってしまいました。
この後、ソウルは痛みのない世界へと旅立ちました。
ハートとソウルはすごく汚れていて、体から悪臭を放っていたとのこと。
おそらく2匹は長い間、路上で暮らしていたと思われます。
ハートとソウルは、飢えも寒さも一緒に乗り越えて、お互いにかけがえのない親友だったのでしょう。
そこでスタッフはハートのために、あるアイディアを思い付きます。
ソウルの遺灰をペンダントに入れて、ハートの首輪に付けてあげたのです。
これからもハートはソウルとずっと一緒にいられますね。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
数週間後、『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』のInstagramに嬉しいニュースが報告されました。
ハートに新しい家族ができたのです!
里親になったミエカさんはハートとソウルのことを知ってから、ずっとハートの様子を施設のSNSで追っていたそうです。
彼女の家では2匹の犬を飼っていましたが、最近シャイアンというメス犬を亡くしたとのこと。
親友を失ったオス犬のボーは、悲しみのあまり食事をしなくなり、ずっと寝ているようになってしまったといいます。
ハートの話を聞いたミエカさんは、「この子は私たちの家族にぴったり。私たちは互いの心を癒すことができる」と思ったそうです。
現在、ミエカさんの家にはシャイアンとソウルの遺灰が仲よく並べられています。
『ストレイ・レスキュー・オブ・セントルイス』のInstagramに投稿されたハートとソウルのストーリーには、たまらず涙した人が多いようです。
・こんなの悲しすぎる…。涙が止まらない。
・胸が張り裂けそう。2匹の犬たちのこれほど大きな愛を見たことがないよ。
・ハートに家族ができてよかった。ソウルとシャイアンも虹の橋の向こうで喜んでいるだろうね。
ハートはミエカさんの家にすぐになじんで、ボーとも仲よくなり、穏やかに過ごしているそうです。
最愛の誰かを失うのは、この上なくつらいことです。
旅立つ直前のソウルに寄り添うハートの姿から、どれほど2匹の絆が強かったのかが分かりますね。
ハートが新しい家族と幸せに暮らす様子を、きっとソウルは空の上から見守っていることでしょう。
[文・構成/grape編集部]