母の愛が奇跡を起こした 極寒の雪の中で6匹の子犬たちを守り抜いた母犬
公開: 更新:
「夕飯を作ろうと思ったら…」 立てなくなったワケに「爆笑」「意志を感じる」2匹の猫と暮らしている、飼い主(@kunyan_kainyan)さん。愛猫の1匹である、カイちゃんの写真に、12万件以上もの『いいね』が寄せられました。
マラソン大会でハプニング ランナーと一緒に走っているのは?「大笑いした」しれっと一緒に走ってる! マラソン大会に飛び入り参加した『ランナー』が?
grape [グレイプ] trend
アメリカ中西部のミネソタ州はカナダに隣接し、冬は凍えるような寒さになります。
2月中旬、ミネソタ州で山道を通りかかった家族が、雪の中に大きな丸い穴が開いているのを発見しました。
近づいてみるとその穴の中で、1匹の母犬が6匹の子犬たちを守るようにして丸くなっていたのです。
心配した家族は犬たちを保護し、動物保護施設に連れて行きました。
母犬は『スノーベル』と名付けられます。幸い、母子ともに命に別状はありませんでしたが、スノーベルは栄養不足で母乳が出ない状態だったため、子犬たちはみんな、とてもお腹を空かせていたそうです。
保護されてから数日後には、スノーベルから母乳が出るようになりました。
温かい部屋の中でたっぷりとごはんが食べられるようになったことで、彼女の健康状態は回復したのです。
スノーベルと子犬たちについて投稿した保護施設のFacebookには、スノーベルの強さに感動した人たちからたくさんのコメントが寄せられています。
・母犬は雪に穴を掘って出産し、子犬たちを必死に温めていたのね。
・なんて強いお母さんなのかしら。子犬たちはこんなママがいてラッキーね。
・素晴らしい母犬。私たち人間も彼女を見ならうべき。
子犬たちは保護された時、すでに生後3週間ほど経っていました。
保護施設のスタッフは、極寒の中でスノーベルが母乳が出ない状態にもかかわらず、子犬たちが生き延びられたことは奇跡だと話しています。
そんな元気いっぱいの子犬たちは次々と里親が決まっています。
また施設のFacebookによると、スノーベルも避妊手術を終えて、さっそく新しい家族が決まったということです。
スノーベルと子犬たちが見つかった地域の2月の平均最低気温はマイナス10℃以下になるといいます。
そんな寒さの中で子犬たちが全員無事だったのは、必死で子供たちを守ろうとしたスノーベルの愛情によるものなのでしょう。
我が子を守ろうとする母親の強さには驚かされますね。
[文・構成/grape編集部]