外出できない高齢者が大感激! 新聞配達員が朝刊と一緒に届けているのは? By - grape編集部 公開:2020-04-13 更新:2020-04-13 動画新型コロナウイルス感染症(COVID-19) Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ アメリカ・ニュージャージー州に住むグレッグ・デイリーさんは新聞配達員をしています。 2020年3月、彼は配達先の高齢女性から「できるだけガレージに近い場所に新聞を置いておいてくれませんか?そうすれば少しでも外に出る距離が短くなるので」と頼まれたのだそう。 この女性は新型コロナウイルス感染症の感染を恐れて、玄関からほんの数メートルの距離ですら出ることができなくなっていたのです。 『Good Morning America』によると、それを聞いたグレッグさんは「一体彼女はどうやって生活に必要なものを手に入れているのだろう?」と思ったといいます。 新聞と一緒に「生活必需品を届けます!」 数日後、スーパーへ行ったグレッグさんはふとあの高齢女性のことを思い出したのだそう。 そして女性に電話をかけて、「何か必要なものがあれば買ってお届けしますよ?」と聞いてみました。 すると女性は大喜びして、「できればお向かいのお宅のぶんもいくつか買ってきていただけますか?」と頼んできたのです。 その時、グレッグさんの頭にあるアイディアが浮かびました。 新聞と一緒に配達先のお宅に食料品を届けてあげよう! こうしてグレッグさんは新聞にこんなメモを貼ってみることにしました。 私はグレッグ・デイリーと申します。あなたのお宅に毎朝新聞を配達している者です。 この困難な時に皆さんの中には買い物のために外出するのが難しい方がいらっしゃると思います。 そこで食料品や日用品を買ってお届けしたいと思っています。手数料は無料です。 Good Morning America ーより引用(和訳) するとこの日からグレッグさんのもとには配達を依頼する電話が殺到! 彼1人ではとても追いつかないため、家族も総動員でこのサービスの提供を始めました。 グレッグさんの娘が注文を取りまとめてリストを作り、妻が時間短縮のためにスーパーに事前に注文、そして2人の息子たちは買った商品を運ぶのを手伝っているといいます。 Greg Dailey has delivered newspapers and groceries to over 50 New Jersey residents who can’t leave their homes. https://gma.abc/3dLKCClPosted by Good Morning America on Saturday, April 4, 2020 グレッグさんに配達を頼んでいる76歳のジョアンさんは、食料品のオンライン注文にも挑戦したのだそう。 しかし注文の受付が完了するまでに5日間かかり、結局数日後にはキャンセルされてしまったということです。 そんなジョアンさんはグレッグさんのことを「彼は命の恩人です」と話しています。 グレッグさんは3月21日からこのサービスを始め、1日に50軒以上に食料品を配達しているのだとか。 注文リストをまとめ、買い物に行き、買った商品を消毒して配達するのに7時間近くかかるそうです。しかし利用者からは謝礼は一切受け取らないといいます。 娘のエリンさんは「(謝礼は)配達先の人たちの笑顔を見るだけで十分です」と語っています。 グレッグさんはこのサービスを必要としている人がいる限り、これからも続けていくということです。 誰もが心に余裕が持てないこんな時だからこそ、困っている人がいたら助けの手を差し伸べてあげる…そんな思いやりを忘れずにいたいものですね。 [文・構成/grape編集部] 出典 Good Morning America/Good Morning America Share Post LINE はてな コメント
アメリカ・ニュージャージー州に住むグレッグ・デイリーさんは新聞配達員をしています。
2020年3月、彼は配達先の高齢女性から「できるだけガレージに近い場所に新聞を置いておいてくれませんか?そうすれば少しでも外に出る距離が短くなるので」と頼まれたのだそう。
この女性は新型コロナウイルス感染症の感染を恐れて、玄関からほんの数メートルの距離ですら出ることができなくなっていたのです。
『Good Morning America』によると、それを聞いたグレッグさんは「一体彼女はどうやって生活に必要なものを手に入れているのだろう?」と思ったといいます。
新聞と一緒に「生活必需品を届けます!」
数日後、スーパーへ行ったグレッグさんはふとあの高齢女性のことを思い出したのだそう。
そして女性に電話をかけて、「何か必要なものがあれば買ってお届けしますよ?」と聞いてみました。
すると女性は大喜びして、「できればお向かいのお宅のぶんもいくつか買ってきていただけますか?」と頼んできたのです。
その時、グレッグさんの頭にあるアイディアが浮かびました。
新聞と一緒に配達先のお宅に食料品を届けてあげよう!
こうしてグレッグさんは新聞にこんなメモを貼ってみることにしました。
するとこの日からグレッグさんのもとには配達を依頼する電話が殺到!
彼1人ではとても追いつかないため、家族も総動員でこのサービスの提供を始めました。
グレッグさんの娘が注文を取りまとめてリストを作り、妻が時間短縮のためにスーパーに事前に注文、そして2人の息子たちは買った商品を運ぶのを手伝っているといいます。
グレッグさんに配達を頼んでいる76歳のジョアンさんは、食料品のオンライン注文にも挑戦したのだそう。
しかし注文の受付が完了するまでに5日間かかり、結局数日後にはキャンセルされてしまったということです。
そんなジョアンさんはグレッグさんのことを「彼は命の恩人です」と話しています。
グレッグさんは3月21日からこのサービスを始め、1日に50軒以上に食料品を配達しているのだとか。
注文リストをまとめ、買い物に行き、買った商品を消毒して配達するのに7時間近くかかるそうです。しかし利用者からは謝礼は一切受け取らないといいます。
娘のエリンさんは「(謝礼は)配達先の人たちの笑顔を見るだけで十分です」と語っています。
グレッグさんはこのサービスを必要としている人がいる限り、これからも続けていくということです。
誰もが心に余裕が持てないこんな時だからこそ、困っている人がいたら助けの手を差し伸べてあげる…そんな思いやりを忘れずにいたいものですね。
[文・構成/grape編集部]