亡き母親の形見のぬいぐるみを盗まれた女性 有名人も捜索に協力した結果…
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
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カナダ・バンクーバーで女性のリュックが盗まれる事件がありました。
海外メディア『CBC』によると、婚約者と一緒に新しいアパートへの引っ越し作業をしていたマラ・ソリアーノさんは、手伝いに来てくれるはずだった友人が自転車で事故に遭ったという連絡を受けます。
彼女はあわてて引っ越し用トラックのそばにリュックを置いて、友人のもとへ駆けつけました。
そして戻った時にはリュックがなくなっていたのです。
アパートの防犯カメラには見知らぬ男が彼女のリュックを持ち去る様子が映っていました。
リュックの中にはパスポートやiPadのほかに、マラさんにとって何よりも大切なものが入っていました。
それは母親の肉声が録音されたテディベアのぬいぐるみ。
マラさんの母親は2019年にがんで亡くなりました。テディベアはカスタムメイドで、お母さんからのメッセージが入った音声チップが内蔵されていたのです。
テディベアを見つけるために…有名俳優も協力
マラさんのテディベアを見つけるため、『CBC』のレポーターが情報提供を呼びかけるツイートをします。するとたちまち拡散され、多数のメディアでも取り上げられます。
警察もリツイートして、人々はぬいぐるみが無事に見つかることを祈りました。
さらにバンクーバー出身の俳優、ライアン・レイノルズが「このテディベアをマラさんに返してくれた人に5千ドル(約55万円)を渡す。事情は一切聞かない。みんな、このクマが彼女のもとにかえってほしいと思うから」と、個人的に賞金を出すことを申し出たのです。
マラさんはテディベアの写真が載ったチラシを配り、町中を探し続けました。
しかし3日経っても手がかりはなく、毎日フルタイムで仕事をしながら引っ越しの片付けもして、メディアの取材に答え、町を歩いて探していたマラさんは疲労が限界に近づいていたといいます。
ところが4日目、事態が急変します。マラさんのテディベアが見つかったのです!
2人の男性が「公園で見つけた」といって届けてくれたということです。
テディベアはメガネがなくなっていた以外は無傷で、母親の音声も無事でした。
この嬉しいニュースをライアン・レイノルズも早速リツイートして、探してくれた人たちに感謝をつづっています。
マラさんはぬいぐるみが見つかる前に地元メディアの取材で「iPadもニンテンドースイッチもいらないから、テディベアだけ返してほしい」と切実に訴えていました。
このニュースを犯人が見ていたのかどうかは分かりませんが、テディベアが無事に見つかって本当によかったですね。
マラさんの母親も空の上でほっと胸をなでおろしたのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]