肩を寄せ合う2羽のペンギン 背景にある物語に 「涙が出た」「美しい写真」
公開: 更新:


「一瞬、ブタかと思ったら…」 和菓子でできた『海の生物』に「勿体なくて食べられません」『世界海洋デー』である2025年6月8日、自作の和菓子をXで公開したのは、栃木県真岡市で和菓子店『御菓子司 紅谷三宅』を営む、三宅正晃(@beniyamiyake)さん。来る夏に向けて、海の生き物を模した練り切りを準備している最中だといいます。Xを通じて「和菓子で作られた海の生き物をご覧ください」と紹介したのは…。

ただの醤油皿、ではなく…? 「天才か」「商品化希望!」今回は、ペンギンの丸いフォルムと、黒と白の模様を生かして、グッズを作りました。
青く美しい地球を祝福し、心を揺さぶるような海洋の写真を選出するコンテスト『オーシャン・フォトグラフィー・アワーズ』。
世界中の実力派の海洋写真家たちが受賞を目指すこの栄誉あるコンテストが、2020年の受賞作品を発表しました。
『オーシャン・フォトグラフィー・アワーズ』は6つのカテゴリーと総合優勝者という、合計7つの賞が選ばれます。
その中で同年、『コミュニティ・チョイス・アワード』に輝いた作品をご紹介します。
受賞したのはドイツの写真家、トビアス・バウムガルトナーさんによるこちらの写真です。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
撮影場所はオーストラリア・メルボルンのペンギンコロニー。岩の上に立つ2羽のペンギンが肩を寄せ合って夜景を眺めています。
この2羽のペンギンはどちらも、それぞれのパートナーを失ったのです。
右の白いペンギンは高齢のメスで、左の黒いペンギンは若いオスなのだそう。
2羽のペンギンは初めて出会ってから、定期的にこうして会っては、お互いを慰め合うように一緒に何時間も町の夜景を眺めているのです。
トビアスさんはこの写真が撮れるまでペンギンコロニーに3泊したのだそう。その苦労の甲斐あって、このような美しい瞬間が撮影できたのですね。
これらの写真には多くのコメントが寄せられています。
・今まで見た中でもっとも美しい写真だ。
・涙が出た。これぞピュアな愛だね。
・このペンギンたちが再び愛を見つけられてよかった。
トビアスさんは写真の説明にこうつづっています。
2020年は新型コロナウイルス感染症のまん延を始め、さまざまな災害や事故などにより多くの尊い命が失われました。
愛する人と一緒にいられることがどれほど素晴らしいことかを実感した人も多いのではないでしょうか。
それぞれのパートナーを失った後、お互いの心の傷を癒しあう2羽のペンギンの姿は、多くの人たちに愛と癒し、そして希望を与えてくれました。
[文・構成/grape編集部]