凍った運河にぬいぐるみを落とし、あきらめかけていた親子 続く展開にほっこり
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- 出典
- @NCC_Skateway/CDC
カナダ・オタワに住むブレンダ・デュークさんは3人の息子を連れて運河沿いを散歩していた時のこと。
4歳のニコくんはお気に入りの子ジカのぬいぐるみ『ルドルフ』を持って歩いていました。
すると2歳のサンティアゴくんがルドルフをつかんで、凍った運河に投げ入れてしまったのです。
ルドルフは防護柵のすぐ下に落ちました。運河は氷が厚くなるとスケートリンクとして開放されますが、その日の氷はまだ薄く、降りて取りに行くことは危険でした。
海外メディア『CDC』によると、ブレンダさんがそのことをニコくんに説明すると彼は涙を流していたといいます。
それから親子は毎日、ルドルフの様子を見に行きます。幸い落ちた場所のすぐそばに『2.2㎞』というサインがあったため、場所は常に確認できました。
しかし日に日にルドルフの上に雪が積もって行き、数日後にはルドルフの姿はすっかり雪に覆われてしまいます。
「ぬいぐるみを見つけてほしい」と投稿すると?
ニコくんのためにルドルフを取り戻してあげたいと思いながらも、ブレンダさんは「誰にも迷惑をかけたくないし、誰も気にしてくれないだろう」と思っていたのだとか。
ところが6歳のセバスチャンくんが「ママ、地域のFacebookグループにルドルフのことを書いてみなよ」と提案してきたのです。
そこでブレンダさんはダメ元で投稿することにします。
すると投稿は拡散されて「釣り竿で引っかけるのはどう?」「大きな網ですくえないかな」など、多くの人たちがルドルフを取り戻すためにいろいろなアイディアを考えてくれたのだそう。
さらにこの投稿は運河を管理する会社に伝わり、ルドルフの救出作戦が行われることになったのです。
こうして数時間かけて捜索した結果、ルドルフは無事に救出!
ついていた氷が解けた後、ニコくんの元に帰されました。
ブレンダさんはこの出来事で地域の人たちの力を再確認したといいます。
「人に迷惑をかけてはいけない」という思いから、困っていても助けを求めるのをためらう人もいるでしょう。
しかし「手伝っていただけませんか」と声を上げることで、周りが気付いて手を貸しやすくなるのではないでしょうか。
私たちはみんなどこかで助け合って生活をしています。「優しい人はたくさんいる」ということを覚えておきたいものですね。
[文・構成/grape編集部]