母親とはぐれたイノシシの赤ちゃん 優しい女性に助けられ、最高の家族ができた
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ペットとして飼われる動物といえば、犬や猫、鳥などが思い浮かぶのではないでしょうか。
スリランカに住むある女性が、思いがけず家族に迎えることになった動物は、そのどれでもありません。
ある朝、ドーラさんの家に、庭師の男性が箱を持ってやってきました。
箱の中に入っていたのは、イノシシの赤ちゃん。
男性は家の前で、ひとりぼっちのこの赤ちゃんイノシシを見つけて保護したのです。
そのメスのイノシシは生まれたばかりで、なんらかの理由で母親とはぐれてしまったと思われました。
イノシシを家族に迎えた女性
「放っておいたらこの子はきっと死んでしまう」と思ったドーラさんは、赤ちゃんイノシシの飼育方法をインターネットで調べ始めます。
ウェブメディア『The Dodo』によると、彼女はボーイフレンドと交代で毎時間ミルクをあげ、最初の1か月はほぼつきっきりで世話をしたそう。
こうしてイノシシは順調に成長。
ドーラさんの4匹の先住犬ともすぐに仲よくなり、すんなりと家族の一員として馴染んでいきました。
イノシシは犬たちと一緒にいるのが大好きで、遊びも昼寝も食事の時間も、いつもくっついているのだとか。
またイノシシは、お腹をなでられるのも好きなのだそう。本当に犬みたいですね。
ドーラさんは「イノシシは自分のことを犬だと思っているんでしょうね」と話しています。
最近、イノシシの片方の目が見えていないことが分かったのだそう。
それでもイノシシは毎日、たくさん遊び、たくさん食べて、幸せに暮らしています。
かなり大きくなってきましたが、ドーラさんは今後もイノシシを手放すつもりはなく、イノシシのために庭に専用の家を作ってあげるつもりだといいます。
生まれてすぐにひとりぼっちになってしまったイノシシですが、人間と犬の優しい家族ができてよかったですね。
[文・構成/grape編集部]