「白人に代わってちょうだい」 車いす女性の差別発言を、ジョークで諭す友人がステキ By - grape編集部 公開:2016-10-19 更新:2016-10-20 カフェ人種差別 Share Post LINE はてな コメント ※写真はイメージ オーストラリアのケアンズに住むジョージー・アジャックさん。 To the woman who recently visited Gloria Jeans in Central for coffee and refused to be served by Josie because of the…Jade Arevaloさんの投稿 2016年10月8日 南スーダン出身で、8歳の時にオーストラリアへと移住して来ました。 移住してすぐのころは露骨な人種差別も経験したというジョージーさん。時代の変化と共に、そんな差別も少しずつ減ってきたと言います。 それでも、残念ながら人種差別的な発言をする人は、まだいたのです… 「白人に代わって」とあからさまな差別発言 カフェで働くジョージーさんは、ある日来店した車いすの女性の注文を受けようと、話しかけます。 すると、その女性はジョージーさんに、こう告げたのです。 「白人のスタッフと代わってちょうだい」 Facebook ーより和訳 「ショックを受けた」というジョージーさんですが、一方で「人種差別を受けることはある」と言います。 そこで、笑顔で「分かりました」と車いすの女性に告げ、奥にいた別のスタッフに代わってもらおうと事情を説明します。 状況を把握したスタッフは、車いすの女性にこう話しかけます。 「お話は伺いました」 「あなたのその発言は人種差別です」 「残念ながら、人種差別をする方にサービスをすることはできません。 お引き取り下さい」 Facebook ーより和訳 スタッフにこう告げられた車いすの女性は渋々、店を後にしたそう。 それでも、ほかのお客さんに接客をするジョージーさんを睨み付け続けていたと言います。 ジョークを交えて人種差別発言を諭す 一連の出来事を聞き、憤りを感じたのはジョージーさんの友人のジェイド・アルバロさん。 Hello! This is my face picture!Jade Arevaloさんの投稿 2016年3月22日 自身のFacebookで、車いすの女性と、人種差別をする人に対し、こんなメッセージを綴りました。 「ジョージーは私の最も大切な親友の1人よ。 ジョージーは差別されるに値しないわ」 「それと、あなたは車いすを利用しているそうだけれど、人種に対しては大きな偏見を持っているのね。 障がいを持っているなら、きっと健常者以上に困難を感じることもあるはず。 車いすを利用しているだけで偏見を持たれたらイヤでしょ?」 「なのに、肌の色だけで人を判断するのは、どうかと思うわ」 Facebook ーより和訳 そして、こんなジョークを交えた一文で、この投稿を締めくくります。 「ジョージーにハグして、ちょっとした皮肉を込めてホワイトチョコレートでも注文してあげて(笑)」 「彼女の笑顔はとってもチャーミングだから、皆ジョージーに会いに行ってね!」 Facebook ーより和訳 何とも大胆な皮肉ですが、きっとジェイドさんとジョージーさんがいい関係を築いているからこそ言えるジョークなのでしょう。 このメッセージは多くの共感を呼んでいます。 ジョージ―の笑顔はとってもステキ。会いに行きたくなったよ 素晴らしい友情に拍手。ジェイドさんのような人が増えて行けば、きっと人種差別はなくなる 車いすの女性もイヤな思いをして来たのね。だから、反発するようになってしまったのかも…可哀想だわ 車いすの女性の差別発言に対し、店内にいた人の中には、ジョージーさんをかばう発言をする人もいたと言います。 「なくなった」とまでは言えませんが、確実に減っているとも言える人種差別。 ジェイドさんやカフェのスタッフ、そしてジョージーさんをかばってくれたお客さんのように、「人種差別なんて下らない」と考える人が増えていくといいですね。 出典 Jade Arevalo Share Post LINE はてな コメント
オーストラリアのケアンズに住むジョージー・アジャックさん。
南スーダン出身で、8歳の時にオーストラリアへと移住して来ました。
移住してすぐのころは露骨な人種差別も経験したというジョージーさん。時代の変化と共に、そんな差別も少しずつ減ってきたと言います。
それでも、残念ながら人種差別的な発言をする人は、まだいたのです…
「白人に代わって」とあからさまな差別発言
カフェで働くジョージーさんは、ある日来店した車いすの女性の注文を受けようと、話しかけます。
すると、その女性はジョージーさんに、こう告げたのです。
「ショックを受けた」というジョージーさんですが、一方で「人種差別を受けることはある」と言います。
そこで、笑顔で「分かりました」と車いすの女性に告げ、奥にいた別のスタッフに代わってもらおうと事情を説明します。
状況を把握したスタッフは、車いすの女性にこう話しかけます。
スタッフにこう告げられた車いすの女性は渋々、店を後にしたそう。
それでも、ほかのお客さんに接客をするジョージーさんを睨み付け続けていたと言います。
ジョークを交えて人種差別発言を諭す
一連の出来事を聞き、憤りを感じたのはジョージーさんの友人のジェイド・アルバロさん。
自身のFacebookで、車いすの女性と、人種差別をする人に対し、こんなメッセージを綴りました。
そして、こんなジョークを交えた一文で、この投稿を締めくくります。
何とも大胆な皮肉ですが、きっとジェイドさんとジョージーさんがいい関係を築いているからこそ言えるジョークなのでしょう。
このメッセージは多くの共感を呼んでいます。
車いすの女性の差別発言に対し、店内にいた人の中には、ジョージーさんをかばう発言をする人もいたと言います。
「なくなった」とまでは言えませんが、確実に減っているとも言える人種差別。
ジェイドさんやカフェのスタッフ、そしてジョージーさんをかばってくれたお客さんのように、「人種差別なんて下らない」と考える人が増えていくといいですね。