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「白人に代わってちょうだい」 車いす女性の差別発言を、ジョークで諭す友人がステキ

By - grape編集部  公開:  更新:

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※写真はイメージ

オーストラリアのケアンズに住むジョージー・アジャックさん。

南スーダン出身で、8歳の時にオーストラリアへと移住して来ました。

移住してすぐのころは露骨な人種差別も経験したというジョージーさん。時代の変化と共に、そんな差別も少しずつ減ってきたと言います。

それでも、残念ながら人種差別的な発言をする人は、まだいたのです…

「白人に代わって」とあからさまな差別発言

カフェで働くジョージーさんは、ある日来店した車いすの女性の注文を受けようと、話しかけます。

すると、その女性はジョージーさんに、こう告げたのです。

「白人のスタッフと代わってちょうだい」

Facebook ーより和訳

「ショックを受けた」というジョージーさんですが、一方で「人種差別を受けることはある」と言います。

そこで、笑顔で「分かりました」と車いすの女性に告げ、奥にいた別のスタッフに代わってもらおうと事情を説明します。

状況を把握したスタッフは、車いすの女性にこう話しかけます。

「お話は伺いました」

「あなたのその発言は人種差別です」

「残念ながら、人種差別をする方にサービスをすることはできません。
お引き取り下さい」

Facebook ーより和訳

スタッフにこう告げられた車いすの女性は渋々、店を後にしたそう。

それでも、ほかのお客さんに接客をするジョージーさんを睨み付け続けていたと言います。

ジョークを交えて人種差別発言を諭す

一連の出来事を聞き、憤りを感じたのはジョージーさんの友人のジェイド・アルバロさん。

自身のFacebookで、車いすの女性と、人種差別をする人に対し、こんなメッセージを綴りました。

「ジョージーは私の最も大切な親友の1人よ。
ジョージーは差別されるに値しないわ」

「それと、あなたは車いすを利用しているそうだけれど、人種に対しては大きな偏見を持っているのね。
障がいを持っているなら、きっと健常者以上に困難を感じることもあるはず。
車いすを利用しているだけで偏見を持たれたらイヤでしょ?」

「なのに、肌の色だけで人を判断するのは、どうかと思うわ」

Facebook ーより和訳

そして、こんなジョークを交えた一文で、この投稿を締めくくります。

「ジョージーにハグして、ちょっとした皮肉を込めてホワイトチョコレートでも注文してあげて(笑)」

「彼女の笑顔はとってもチャーミングだから、皆ジョージーに会いに行ってね!」

Facebook ーより和訳

何とも大胆な皮肉ですが、きっとジェイドさんとジョージーさんがいい関係を築いているからこそ言えるジョークなのでしょう。

このメッセージは多くの共感を呼んでいます。

  • ジョージ―の笑顔はとってもステキ。会いに行きたくなったよ
  • 素晴らしい友情に拍手。ジェイドさんのような人が増えて行けば、きっと人種差別はなくなる
  • 車いすの女性もイヤな思いをして来たのね。だから、反発するようになってしまったのかも…可哀想だわ

車いすの女性の差別発言に対し、店内にいた人の中には、ジョージーさんをかばう発言をする人もいたと言います。

「なくなった」とまでは言えませんが、確実に減っているとも言える人種差別。

ジェイドさんやカフェのスタッフ、そしてジョージーさんをかばってくれたお客さんのように、「人種差別なんて下らない」と考える人が増えていくといいですね。

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出典
Jade Arevalo

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