海外で「売春婦」と呼ばれた日本人 差別の根本を語った言葉に気付かされる By - grape編集部 公開:2020-06-26 更新:2020-06-26 人種差別差別 Share Post LINE はてな コメント 『人種が違う』というだけで起きる差別の歴史は古く、残念ながら現在でも根強く残っています。 誰もが被害者にも加害者にもなり得る人種差別。 人種間にかぎらず、差別そのものがなくならない理由や要因は、長い歴史の中で複雑に絡み合い、ひと言では簡単に説明できません。 しかし、尾添(@ozoekkk)さんがTwitterに投稿した体験談を読めば、差別問題解決のきっかけがつかめるのではないでしょうか。 『叔母と私と、人種差別の話』 日本から南欧に移住し、30年以上現地で暮らす叔母を持つ投稿者さん。 叔父の葬儀のため、叔母が暮らす南欧を訪ねた際、都市部のカフェで人種差別を目の当たりにしたといいます。 叔母と私と、人種差別の話 pic.twitter.com/XhqdjhHoYb— 尾添 (@ozoekkk) June 25, 2020 差別の根本にあるのは、孤独と未知の恐怖。 差別する人は、現実に向き合いもせず、軽蔑したり怯えさせたりすることで自分を守る臆病者。 海外で暮らす人たちが今以上に少なかったであろう時代から、異国の地で暮らしてきた叔母だからこそ、その言葉には重みがあります。 また、叔母は差別を許してはならない理由について、こうも語っていたのでした。 『生きる』ということは、社会や世界とつながり、支えあっていくこと。 人種や性に関する差別は特に許してはいけない。個性を否定することだから。 目の前にいる相手を知るということは、社会を知り、世界とつながる一歩目ともいえます。 『自分と違う』『自分の知らない現実』というだけで目をそらし、ましてや相手を否定し続けた先に、一体何が残り何が得られるというのでしょうか。 誰かと違うことは何も怖くないことだと、一人ひとりの内側から変えていかなきゃ進まない気がする。 自身が目の当たりにした差別をきっかけに、そう語る投稿者さん。 人種だけでなく、世の中には性的指向や性別、生まれ育った地域や職業など、数多くの差別が存在します。 「自分に差別は関係ない」と思っていても、現実に差別は起きていて、自分が気付かないだけでとても身近な問題です。 もしかしたら、知らないうちに差別を受け、または差別している可能性も。 「差別はいけない」と語るのは簡単なことですが、では実際に差別をなくすためにはどうすればいいのか…答えは自分の心の中にあるのではないでしょうか。 尾添さんのほかの作品はコチラから 現在、イラストレーターや漫画家として活躍している尾添さん。ほかの作品はInstagramやウェブサイトから見ることができます。ぜひ、ご覧ください。 ウェブサイト:戯曲キャンディ Instagram:尾添(ozoek12) [文・構成/grape編集部] ダルビッシュ有が日本に帰国 向かった先は…?2024年11月12日、メジャーリーグの『サンディエゴ・パドレス』に所属するダルビッシュ有選手が、自身のブログを更新。日本に一時帰国していたことを明かしました。 俳優・火野正平さんが逝去 腰痛の治療に励むも腰部骨折に火野正平さんが亡くなったことが分かりました。ご冥福をお祈りいたします。 出典 @ozoekkk Share Post LINE はてな コメント
『人種が違う』というだけで起きる差別の歴史は古く、残念ながら現在でも根強く残っています。
誰もが被害者にも加害者にもなり得る人種差別。
人種間にかぎらず、差別そのものがなくならない理由や要因は、長い歴史の中で複雑に絡み合い、ひと言では簡単に説明できません。
しかし、尾添(@ozoekkk)さんがTwitterに投稿した体験談を読めば、差別問題解決のきっかけがつかめるのではないでしょうか。
『叔母と私と、人種差別の話』
日本から南欧に移住し、30年以上現地で暮らす叔母を持つ投稿者さん。
叔父の葬儀のため、叔母が暮らす南欧を訪ねた際、都市部のカフェで人種差別を目の当たりにしたといいます。
差別の根本にあるのは、孤独と未知の恐怖。
差別する人は、現実に向き合いもせず、軽蔑したり怯えさせたりすることで自分を守る臆病者。
海外で暮らす人たちが今以上に少なかったであろう時代から、異国の地で暮らしてきた叔母だからこそ、その言葉には重みがあります。
また、叔母は差別を許してはならない理由について、こうも語っていたのでした。
『生きる』ということは、社会や世界とつながり、支えあっていくこと。
人種や性に関する差別は特に許してはいけない。個性を否定することだから。
目の前にいる相手を知るということは、社会を知り、世界とつながる一歩目ともいえます。
『自分と違う』『自分の知らない現実』というだけで目をそらし、ましてや相手を否定し続けた先に、一体何が残り何が得られるというのでしょうか。
誰かと違うことは何も怖くないことだと、一人ひとりの内側から変えていかなきゃ進まない気がする。
自身が目の当たりにした差別をきっかけに、そう語る投稿者さん。
人種だけでなく、世の中には性的指向や性別、生まれ育った地域や職業など、数多くの差別が存在します。
「自分に差別は関係ない」と思っていても、現実に差別は起きていて、自分が気付かないだけでとても身近な問題です。
もしかしたら、知らないうちに差別を受け、または差別している可能性も。
「差別はいけない」と語るのは簡単なことですが、では実際に差別をなくすためにはどうすればいいのか…答えは自分の心の中にあるのではないでしょうか。
尾添さんのほかの作品はコチラから
現在、イラストレーターや漫画家として活躍している尾添さん。ほかの作品はInstagramやウェブサイトから見ることができます。ぜひ、ご覧ください。
ウェブサイト:戯曲キャンディ
Instagram:尾添(ozoek12)
[文・構成/grape編集部]