記者「DNA検査をしてみろ。猿か、ゴリラだ」 差別された黒人選手は?
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スペイン・サッカー1部リーグの『エスパニョール』というチームに所属する、エクアドル人のフェリペ・カイセド選手。
ヨーロッパのクラブを主戦場にする一方、エクアドル代表に16歳で選ばれるなど、国際大会でも活躍する一流選手です。
そんなカイセド選手が酷すぎる人種差別を受けたと報じられます。
エクアドル人は黒くないよ。
DNAを調べてみれば、彼(カイセド選手)が人間でないことをはすぐに分かるだろう。
猿か、もしくはゴリラだ。
このあまりにも酷い人種差別発言をしたのは、チリを拠点に活動するジャーナリスト。
当然、「このレイシスト(人種差別主義者)を許すな!」と世界中から批判されます。
こういった周囲の騒動に対し、カイセド選手が自身のTwitterアカウントに、現在の気持ちを投稿します。
その内容が素晴らしく、「これぞ神対応だ!」と話題に。
「猿かゴリラだ」とまでいわれた、カイセド選手の対応をぜひご覧ください。
差別発言をしたジャーナリストをののしるのではなく、「彼がチリという国を代表しているとは思っていない」と、チリを擁護します。
また、支援の声を上げたファンに対し、感謝の気持ちを表現したのです。
この『神対応』ともいうべきツイートに、「素晴らしい人格者だ」と絶賛の声が寄せられます。
残念なことに、ヨーロッパのサッカーリーグでは汚い言葉で黒人選手をののしったり、グラウンドにバナナを投げ入れて、差別を表現する人がいます。
しかし、そういった発言をするのは、極一部の限られた人だけ。本物のファンは、肌の色で応援する選手を決めたりしません。
サッカー界のみならず、さまざまな場所に残っている人種差別。こういった下らない思想が、世界からなくなることが望まれています。
[文・構成/grape編集部]